2021年10月23日
工場火災(火事・煤落とし)は機械油に煤が付いて、清掃は大変です。
現場は浜松市の機械製造工場でした。到着してみると真っ黒く焦げて煤で焼け臭い中、工場の作業員の皆様がゴミの片付けや清掃作業をしていました。事務所にてお客様からは早期工場の再開の為、上部の危険な高所の天井撤去・トイレのPBボードの部分解体・煤清掃・工場内の消臭作業を依頼されました。

現場状況は一部天天井も剥がれていて、ジプトーン天井のさらに1,5m上の鉄骨部分まで煤が回っていました。まずは天井ジプトーンの天井撤去から作業開始いたしました。天井の上部も顔を出すと煤が舞っていて、焦げた臭気がしました。


解体後の煤清掃(スス落とし)作業

上部の落下しそうなもの、ジプトーンは下に物を落とさないように安全作業に気を付けて、撤去解体が終了。
下部の部分もスタッフ全員、毎日作業場所、危険箇所に注意しながら、部分解体、煤落とし清掃は完了致しました。



コーティングによる煤の飛散防止
今回の下地は鉄骨と一部木材を使用していたため、コーティング材料は消化水による水さびを防止する事と煤の飛散防止のために密着固定を考慮し選定致しました。水性のさび止めにいいものはない事で、溶剤のエポキシのさび止めによるコーティング処理をすることにしました。

上部のコーティング完了致しました。
施工後に点検しましたら、錆びていた部分の錆びが止まり煤も埃も無くなりました。
溶剤を使用しない日は作業終了時にオゾン発生機(タイガー)2台と送風機によるオゾン燻蒸しました。


ダイオキシンが一度体内に入るととても有毒です!
ダイオキシンは一度体内に取り込まれると、外に排出するのが困難で、10年以上も体内に留まったままだとされています。
ダイオキシンは特に肝臓や脂肪組織に蓄積されやすく、臓器障害やがんの発症率が高まる可能性があります。
母体の性ホルモンや甲状腺ホルモンにも影響を及ぼし、子宮内膜症や未熟児出産などの原因である事も分かってきています。
オゾンによるダイオキシンと煤臭の分解
ダイオキシン類は生物処理、凝集沈殿処理、薬品処理では分解しにくい物質です。オゾンとUVを組み合わせ、酸化力の強いOHラジカルを組み合わせ、酸化力の強いOHラジカルを発生させ、そのOHラジカルの力で有機物を分解させる手法で、難分解性のダイオキシン類を分解、無害にできます。煤の臭気もオゾンによる強制酸化分解し消臭することが可能です。コーティング作業日以外の作業後のオゾン燻蒸と清掃完了後の3日間のオゾン燻蒸により、工場の臭気は無くなりました。
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火災スス清掃は株式会社ラスティックまでお気軽に御相談ください。