築10年の事故物件は不動産価値があるか(津山にて特殊清掃)

まだまだ住める家屋で実の父が孤独死していたらあなたならどうしますか?

亡くなられていたのは60代後半の男性で心臓に慢性的な疾患を持たれていたそうです。トイレから立ち上がる時の心筋梗塞で亡くなられたとみられ、亡くなってから1か月ほど経過して発見されています。

2階建ての家屋は築10年でまだまだ内装や壁紙もキレイで、解体や空き家にしておくには少々もったいないお家でした。ご依頼者様も同じように考えており、特殊清掃による復旧を望まれていました。

今回、ご依頼者様がお困まりだったのは、ご予算の関係上フローリングの張替えは出来るだけ抑えたいという事でした。

フローリング材へ血液や体液の浸透がなければ大掛かりな復旧処置は必要としません。

主にフローリングの張替えが必要になる場合は以下の2つです。

①血液や体液がフローリングの目地を伝って裏面まで浸透してしまっている場合

②フローリング自体が痛んで張替えざるを得ない場合

①の場合は、湿気や気温が高くなって来る季節になるとフローリング裏で血液や体液の腐敗が進み、臭いの元となる為、フローリングの解体とその下に付着している血液や体液の清掃、特殊なコーティング剤による表面処理が必要となります。

②は、長時間に渡り液体が居続けるとフローリング表面のワックスを痛め、木材部分のフローリングそのものを腐らせてしまいます。これにより色味や質感を損なわせてしまうため、張替えを要す事となります。

別現場ですが画像中央が血液付着部でした。

幸いにも、今回のお家では血液や体液の広がりは小さく、また、フローリングのワックスもしっかりしたものでしたので加速化過酸化水素を使った拭き取りで復旧となりました。

薬液塗布した所は白く泡立ち分解されていきます。

新型コロナウィルスで都市圏の方が地方に移住して来る時代

昨今の新型コロナウィルスの流行でリモートワークという働き方の選択肢も視野に含まれて来ていますので、持たれている不動産をどう扱っていくかというのは、その方の人生において大変大きな課題となってきていると思います。

今回のケースでは解体して土地の売却されるより、建売りとされました。不動産の価値を出来るだけ落とさずにご依頼者様にお渡しするのが私共の仕事です。

総務省としても地方への移住を後押しする状況にありますので、リンクを参照ください。https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/chiho_iju.html

ご遺品の整理から内見が出来る状態までワンストップで作業致します。

物件の売却にあたってご遺品の処分も同時に進めなければなりません。ラスティックは遺品整理から出発した会社ですので、整理も承っております。

特に力を入れているのは想い出の品や貴重品を探し出し、ご遺族の方にその記憶を受け継いでいただく事をしておりますが、次いで力を注いでいるのはご遺品の整理やお部屋の片づけ後の清掃です。

特に汚れが付きやすく、また目立ちやすい水回りの清掃に力を入れております。

絶命された場所に献花させていただきました。
新品に見えるくらいピカピカになりました!

株式会社Rustic-ラスティック-では、《心》を大切に遺品整理をしています。
御供養の気持ちを忘れず一つ一つ丁寧に作業をしていきますので是非遺品整理専門の
株式会社Rustic-ラスティック-へお待ちしております。

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