岡山市で所有する賃貸物件で孤独死が発生した際の流れと注意事項

2025年5月20日

不動産管理会社様、大家様の大きな悩みの種となってしまう一つとして”孤独死”があります。
所有物件で孤独死が起こり、事故物件となってしまうリスクを避けるために
・高齢者の方への賃貸契約を慎重にする。
・生活保護の方への賃貸契約を慎重にする。
・孤独死発生の際に適用となる保険に加入する。
・連帯保証人についても審査基準を厳しく設ける。
このように、孤独死発生から孤独死が発生してしまった場合への備えを万全にしている方がほとんどです。

しかし、孤独死は高齢者や障がい者の方だけではなく、誰にでも起こりうることです。
弊社が扱う特殊清掃の中でも年代別に見ると比較的ご高齢の方は少ない結果になっています。
1位:60代男性(約55%)
2位:50代男性(約20%)
3位:30代男性(約15%)
4位:70代以上女性(約10%)
上記のように、男女比率だと圧倒的に男性が多く、年代では60歳前後がとても多いです。
全国的にも孤独死発生の平均年齢は61歳となっております。

ここでは孤独死が発生してしまった際の流れから注意事項について説明します。

コンテンツ

所有物件で孤独死が発生してしまった際の流れ

①孤独死発見に至るまでの流れ

主に孤独死が発見されるきっかけとしては、
・外まで異臭がしており、ハエやウジ虫が大量に発生している。
・会社に出勤してこないから同僚が見に行くと亡くなっていた。
・郵便物がポストに大量にたまっているから大家様が確認したら亡くなっていた。
など、異変に気付いた人から不動産管理会社様に連絡が入り、大家様がカギを開け
第一発見者になる。という流れがとても多いです。

②孤独死の第一発見者となった場合にすること

まずは状況の確認をする必要があります。
確実に生存されていないと確信できる場合には警察へ通報、
もしかしたらまだ息があるかもしれないという場合には消防署へ通報をしてください。

外まで腐敗臭が出ている場合やハエやウジ虫が大量発生している場合、
窓やドアを開け、換気扇を回してとにかく換気がしたい
と思われるかもしれませんが【絶対に換気をしないでください。】

③警察による実況見分、ご遺体の搬出

通報後、警察が現場の状況の確認やご遺体の搬出をします。
ご遺体が運び出されるとニオイやハエやウジなども自然になくなると
思われている方もおられますが、警察はご遺体のみを搬出しますので
その下に流れている体液や血液などはそのままの状態で残っています。

ご遺体は納体袋に入れて運び出されますが、現場には警察が歩いた跡などが
そのまま残されています。

④警察より入室許可が下りる

実況見分やご遺体の検視が終わると屋内への入室許可が出ます。
入室許可が出たからといって、ニオイや害虫がひどい状態の場合は中を確認したくても
できないという状況も多くあります。
また、ドアノブや電気のスイッチなどは警察がご遺体に触れた手で触っている可能性も
ありますので、入室の際には特に気を付けてください。

⑤遺品整理、特殊清掃業者に依頼する

孤独死があった場合、ご親族の方にお片づけ・清掃を大家さんからお願いしても
怖くて現場に近づけない、中に入るのが怖い、と言われる方がほとんどです。
業者を紹介してほしいとお願いされる事もあります。
その場合、大家さんや不動産管理会社様は賃貸物件のオーナーとして
今後の賃貸借にも響いてくる重要な部分になりますので
前もって理想通りの仕上げをしてくれる業者をピックアップしておく方が良いです。

所有物件で孤独死が発生してしまった際の注意事項

①現場をむやみやたらに触らない

家がどのような状態になっているのか気になって、警察からの入室許可が出て
何も気にせずにドアを開け入室してお部屋の中を探索するのは
・感染症リスク
・汚染箇所を広げるリスク
が伴いますので、お控えください。
お亡くなりになられた方が感染症を患っていた場合には、血液や体液に触れる事で
感染症が移ってしまう可能性があります。
また、それらが付着した靴や手で様々な場所を触ることで汚染箇所を広げてしまい
清掃箇所も広がってしまいます。

②換気をしない

腐敗臭がひどく空気を入れ替えたいと、窓を開けたり換気扇を回すことも
清掃範囲を広げてしまうことに繋がります。
孤独死現場にはハエやウジ虫が大量発生している事も多くあります。
ハエやウジ虫は体液や血液に群がりそれらに触れた体で様々な場所へ移動します。
もし窓やドアを開けて換気した場合には汚染物質を外へと持ち出してしまいます。
また、換気扇を回すことにより空調内にまでニオイが入り込んでしまい
完全消臭をする場合には換気ダクト(換気扇から外部排気口までの配管)まで
清掃する必要があります。

③浴槽死やトイレでお亡くなりになれていた場合、水を流さない

浴槽内で亡くなられていた場合やトイレで亡くなられていた場合、
水を流して汚染物を無くしたいと考えられる方が多いのですが、
このような場合にも水を流すことにより配管内に汚染物が付着してしまい
清掃範囲が広がり、さらに臭気も下水管内に広がってしまいます。

④専門知識、技術力のない業者へ依頼しない

孤独死が起きた場合には特殊清掃業者を探される方がほとんどですが
”値段”で業者を選定するのではなく”技術”で選定してください。
特殊清掃となると料金が高くなってしまう事が多いため
費用面を考慮し安い業者がないかと検索されるかと思いますが、
技術力で選ばないと後々、トータルすると高くお金を払うはめになってしまった
という事例も多数あります。

【事例1】特殊清掃業者に施工してもらったがニオイや汚れが落ちていなかった

特殊清掃が終わったと連絡があり現場を見てみるとニオイは多少軽減されている気がするが
施工完了すぐで薬剤のニオイが残っていて腐敗臭と混ざって悪臭がする。

【事例2】見た目は綺麗になっているが腐敗臭がする

技術力や知識がない業者の場合、表面上を清掃して完了と引き渡されることが多いです。
このような場合、建材が吸い込んだニオイや床下に流れ込んでしまっている血液や体液は
そのままの状態で残されていることがあります。
これを放置していると強烈なニオイが再度発生したり、ハエやウジ虫が発生するという
リスクがあります。

【事例3】共用部分にまでニオイが広がっている

汚染された物を搬出する場合など、しっかりと消臭・除菌し、密閉梱包した後に搬出しないと
廊下やエレベーター・階段、エントランスなどにもニオイを残してしまう可能性があります。
酷い場合には体液や血液がエレベーターなどに付着していたという現場もありました。

このような特殊清掃が行われた場合には再度施工する必要が発生してしまいます。
また、当初の汚れの範囲よりも広がってしまっているため、費用面も高くなってしまします。
他にも薬剤で汚れをコーティングしている場合にはそのコーティングを剥がしてから
再度清掃を施す必要がありますので、その分特殊清掃料金が高くなります。

賃貸物件で孤独死が発生してしまった場合のまとめ

◆ラスティックへまずご相談ください

孤独死や事故死、自殺などは突然起こりますので、どうすれば良いかと動揺されると思います。
また、腐敗臭がお部屋の外や屋外にまで広がっている場合には、孤独死があった物件だと
周囲の人へ知られてしまう危険性や近隣の方からニオイやハエなどに関するクレームが出る
など、とにかく早くニオイを消したいと悩まれます。
このような場合にも弊社では24時間年中無休で対応しておりますので、夜間早朝など
いつでもご相談いただけます。また”救急プラン”という緊急対応プランもございます。
救急プランでは、床上の汚染箇所の清掃、簡易消臭・簡易除菌を施します。
室内の状況を確認したくてもニオイがひどくて入れない場合や
このままだと近所迷惑になってクレームが多く入ってしまうという場合や
ご遺族様が貴重品などを探したいという場合などの
応急処置としておススメしております。
ラスティックではこれまで孤独死はもちろん、自殺現場や殺人現場なども多数施工しております。
また技術力については岡山県では1社のみ、全国で見ても数社しか持っていない
国際資格を有しておりますので賃貸物件などの場合は特に次の入居者様とのトラブル防止や
家屋へのダメージを最小限に抑えながらの完全消臭ができる特許技術での
弊社施工をご希望される大家さん、管理会社様からのご依頼が多数入っております。

ご予算に合わせた最適な特殊清掃プランのご提案を致します

故人様に身寄りがない場合、ご遺族の方に相続放棄された場合、ご遺族様の経済状況により
特殊清掃にかかる料金の支払いが困難な場合など、
特殊清掃を依頼したくても難しいという状況に陥ることも多くあります。
ラスティックでは最上級ランクの完全消臭プランから予算に応じての消臭プランなど
お客様のご希望に合わせた特殊清掃プランご提案をさせていただいております。

「特殊清掃=高い」と諦めている方もまずはお気軽にご相談ください。

完全消臭はデータで実証できます

人間の嗅覚はとても曖昧で、特に特殊清掃が必要な現場のニオイを1度嗅ぐと
腐敗臭などの異臭が鼻の奥に残っているような感覚があったり、
少しニオイが軽減されただけで消臭できていると勘違いをしたり、
清掃の時に使う薬剤などで異臭が一時的になくなったような気がしたりと、
特殊清掃を施工してもらった後に確認をしても嗅覚だけでは確証はできません。

ラスティックの場合は全て最高ランクの機械にて臭気+成分を測定し
お引渡しの際にはデータにて完全消臭を実証させていただいております。

臭気測定器も様々販売されており、安価な物だと数千円~、高価な物だと
100万円、ととても大きな幅があります。
安価な臭気測定器の場合はおおまかな臭気しか測定できず、同じ機械で
同じ場所を測定しても全然違う数値が表示されます。
高価な臭気測定器の場合は確実な臭気を測定し、同じ機械で同じ場所を
測定したら全く同じ数値が表示されます。

成分測定器は岡山県内の特殊清掃業者では所持している業者はおらず
全国で見ても数社しか持っておりません。
その大きな理由としては高価(機械代金が100万円越え+データ検出のための
サブスク料金が発生する)ということと、
完全消臭できる技術力がない業者の場合は機械にて消臭できていないことを
証明してしまうマイナスの結果が出てしまう。
この成分測定器もとても正確で例えば測定中に測定器を置いていないトイレで
おしっこをしてもアンモニア数値が検出されます。
ニオイ成分を確認しながら専用薬剤にて清掃し、最終的には臭気の原因となる物質を
確実に除去して初めて特殊清掃完了。というのが本来の特殊清掃です。

臭気の原因となる物質が少しでも残っている場合、後々ニオイが戻ってきたり
ハエやウジ虫が再度発生したりと時間が経ってからのトラブルの原因となることがあります。

【閲覧注意】特殊清掃施工事例

救急プランによる緊急対応事例

【救急プラン施工料金】
救急プラン1式99,000円(税込)
汚染ソファー撤去費用1式22,000円(税込)
          合 計121,000円(税込)

岡山市南区の賃貸物件で死後5日で発見された孤独死への救急プラン施工になります。
ソファーに座った状態で孤独死されており、汚染されていたソファーを完全密閉の後搬出し、
床に流れていた体液等を清掃した後、特許技術のヒドロ工法を施しております。

死後1ヶ月で発見された孤独死現場の特殊清掃事例

【特殊清掃施工料金】※遺品整理費用除く
汚染物撤去費用1式55,000円(税込)
血液・体液除去費用1式27,500円(税込)
消臭剤散布費用1式15,000円(税込)
除菌剤散布費用1式15,000円(税込)
消臭器設置費用3日99,000円(税込)
作業人件費3人工66,000円(税込)
          合 計277,500円(税込)

死後1ヶ月経過されておりましたが、お亡くなりになられた方がご年配の女性だったこともあり
汚染箇所の広がりも少なく完全消臭施工完了しお引渡しをさせていただきました。

初めての特殊清掃でも安心!特殊清掃F&Q

Q. 特殊清掃は孤独死後の清掃だけをしているの?

A. いいえ。孤独死後の清掃はもちろんですが、それ以外にもゴミ屋敷片付け・ペット消臭・火災や水害現場の原状回復・カビ除去・各種ウイルス除染作業など、様々な特殊清掃業務があります。

Q. ゴミ屋敷片付けの場合、不用品回収業者と特殊清掃業者の作業の違いはある?

A. あります。ゴミ屋敷片付けはゴミを処分すれば終わり。と考えられている方も多いですが、長年蓄積されたゴミから湿気(水気)が出て床が腐食していたり、害虫や害獣の糞尿により家屋が傷んでしまっていたり、人体へ悪影響となる有害物質が蔓延していたりと表面上だけ片付けたのでは後々安心して暮らせるまでには回復することができないことが多いです。ラスティックの場合、ゴミ屋敷片付けの際には必ず除菌を行ってから作業を行い、空間中の消毒も徹底し、さらに腐食してしまった床などについても原状回復まで施工可能となっております。

Q. 孤独死が発生し、特殊清掃業者に掃除してもらったけどニオイが残っていて困っている。特殊清掃をしてもらった後でも消臭はできますか?

A. はい。現在岡山県内での弊社に入る特殊清掃依頼案件のうち、3件に1件は他社特殊清掃のやり直し作業をしております。このような場合、他社が施工で使用した薬剤を取る作業やニオイの原因となっている場所の特定などを確実に行う必要がありますので、当初からラスティックへ外ご依頼に比べるとと、作業工程が増えることから、ワンストップで弊社へご依頼いただくよりも料金は高くなりますがご了承ください。

Q. ペットのおしっこのニオイが消臭剤を使っても消えないけど、完全消臭できる?

A. 市販の消臭剤では消臭はできません。ペット消臭については特殊清掃の中でも1番難易度の高い清掃になります。特にネコのおしっこは酸性・アルカリ性とおしっこのタイミングによって違う性質になります。さらにマーキングで床や壁だけではなく天井にまでおしっこを飛ばすことも可能ですので、全てのニオイの原因となる汚れを専用薬剤・専用機材を使用に100%取る必要があります。孤独死清掃よりも時間がかかりますが、ラスティックでは完全消臭可能です。市販の消臭剤では消臭はできません

Q. 遺品整理だけ他の業者に依頼して、特殊清掃だけラスティックへ依頼することもできる?

A. もちろん可能です。遺品整理から特殊清掃までワンストップでご依頼いただくことも可能ですが、不動産会社や大家さんの場合、残置物撤去などを業務提携している業者さんがおられるというケースも多いので、遺品整理や残置物撤去を提携業者に片付けをしてもらいその後弊社が特殊清掃を施工させていただけます。※特殊清掃現場での遺品整理の場合、ご遺品や家具などにもニオイが付着しているので共用部分などにニオイがうつらないように注意してもらってください。また、血液や体液に触れた手足で様々なものを触ったり歩いたりすると汚染箇所を広げてしまいますので注意してもらってください。

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ラスティックでは、オゾンショックトリートメント法®、プロバイオティクス工法®などを活用し様々な現場での消臭を行っています。どのような臭い問題もお気軽にご相談ください。