遺品供養士が語る、岡山での遺品整理と心の供養|後悔しないための全知識

2025年9月20日

遺品供養士とは?ただの片付け屋ではない、私たちの哲学

初めまして、私たちは岡山で遺品整理の仕事を営む者です。

この仕事は、ただ物を片付けるだけの作業ではありません。故人が生きてきた証しであり、ご遺族の心そのものと向き合う、特別な仕事だと心得ています。私たちは、この大切な作業を「遺品供養」と呼び、一つひとつの品に故人の想いを重ね、丁寧に扱わせていただいています。

この長い記事は、あなたが遺品整理という重い課題に直面したとき、少しでも心の支えとなり、前に進むための道しるべとなるよう、私たちの経験と哲学を込めて書きました。岡山での遺品整理を考えている方、どうぞ最後までお付き合いください。

遺品供養士と聞いて、おそらく多くの方は聞き慣れない言葉だと思われたかもしれません。遺品整理士なら聞いたことがある。そうかもしれません。しかし、私たちはあえて「遺品供養士」を取得し名乗っています。それは、この仕事に対する私たちの揺るぎない哲学があるからです。

物が溢れる現代において、物を捨てることはごく当たり前のことになりました。しかし、遺品はただの物ではありません。それは故人の人生そのものであり、ご遺族にとっては大切な思い出が詰まった宝物です。その宝物を、ただ「不用品」として片付けてしまうことに、私たちはどうも納得がいかなかったのです。

遺品は、故人からご遺族への最後のメッセージ。私たちは、そのメッセージを丁寧に受け取り、故人の生きた証しを次の世代へと繋ぐお手伝いをしたい。物理的な片付けだけでなく、ご遺族が故人と向き合い、心の整理ができるような時間と空間をつくりたい。それが、私たちがこの仕事を「遺品供養」と呼ぶ理由であり、私たちの使命だと思っています。

故人の想いを「供養」する仕事

私たちは、故人のお宅に足を踏み入れるとき、必ず故人に対して心の中でご挨拶をします。「これから、大切なお品物を整理させていただきます。どうぞ見守っていてください」と。これは、単なる形式的なものではありません。故人への敬意を払い、私たち自身が心を整えるための大切な儀式なのです。

現場では、一つひとつの遺品に故人の面影を重ねます。古いアルバムを見れば、その人の若かりし頃の笑顔が目に浮かびます。手書きの日記には、その人の喜びや悲しみが刻まれています。私たちは、それらの遺品に込められた想いを読み取り、ご遺族にどうお渡しすればよいかを考えながら、丁寧に分別していきます。

時には、故人が大切にしていたであろう品を見つけたとき、ご遺族にその品にまつわるエピソードを尋ねることがあります。「お父様がいつも肌身離さず持っていたお守りですね。何か特別な意味があるのでしょうか?」と。そうすることで、ご遺族は故人との思い出を振り返り、悲しみの中にも温かい気持ちを取り戻されることがあります。

私たちは、単に物を仕分け、運び出すだけの作業員ではありません。私たちは、故人の想いを代弁し、ご遺族の心に寄り添う、いわば「心の供養師」なのです。

遺品供養士と遺品整理士の違い

遺品整理士が技術や効率を重視するならば、遺品供養士は「心」と「時間」を重視します。

遺品整理士の仕事は、短時間で効率よく現場を片付けることに長けています。しかし、私たちは効率よりも、ご遺族の心のペースに合わせることを大切にしています。ご遺族が故人の思い出の品と向き合う時間が足りなければ、「もう少し時間をかけましょう」と提案することもあります。急いで片付ける必要はありません。故人との最後の時間を、ゆっくりと、心ゆくまで過ごしていただくことが、私たちの何よりの願いです。

私たちの仕事は、ご遺族が故人への感謝の気持ちを再確認し、前向きな一歩を踏み出すための手助けをすることです。物理的な片付けは、そのための手段に過ぎません。心の整理こそが、遺品供養の最も重要な部分なのです。私たちは、その心の整理をお手伝いする職人として、日々、現場に立っています。

遺品整理の全知識と岡山での手順

遺品整理を考え始めたとき、まず何から手をつければよいのか分からず、途方に暮れる方も少なくありません。特に、遠方に住んでいてなかなか実家に戻れない方や、お仕事で忙しい方はなおさらです。私たちは、岡山での多くの経験から、ご遺族が後悔しないための「遺品整理」「遺品供養」の進め方をお伝えします。

1. まずは「心」の準備から

遺品整理は、体力よりも精神力が必要です。故人を亡くされた悲しみの中で、遺品と向き合うのは本当に辛いことです。ですから、まずはご自身が心の準備をしてください。無理に急ぐ必要はありません。心が疲れたら休んでいいのです。

もしご遺族が複数いらっしゃる場合は、事前に話し合いの場を設けてください。誰が何を整理するのか、故人が大切にしていたものはどうするのか、お墓や仏壇は今後どうするのか、など。事前に話し合っておくことで、後々のトラブルを避けることができます。

必要書類の確認と分別

遺品整理を始める前に、故人の大切な書類を探してください。以下のようなものは、必ず見つけて保管しておく必要があります。

• 財産関係の書類

• 通帳、有価証券、保険証券

• 不動産の権利書、固定資産税の通知書

• クレジットカード、キャッシュカード

• 連絡先・思い出の品

• 故人の携帯電話、スマートフォン

• 写真、手紙、日記、手帳

これらの重要書類や思い出の品は、他の不用品と一緒に処分してしまわないよう、最初に分けて保管しておくことが大切です。

遺品供養の具体的な流れ

1. お問い合わせ・ご相談:まずは、お電話やメールでご相談ください。お客様の状況やご要望を丁寧にお伺いします。

2. 現場調査・お見積り:岡山県内、近県対応地域であれば、私たちが直接お宅に伺い、現場の状態を拝見します。お部屋の広さ、物の量、作業の難易度などを考慮し、適正なお見積りを提示します。この際、作業内容について細かくご説明し、ご納得いただいてから契約に進みます。

3. 作業当日:ご遺族に立ち会っていただき、故人の大切なものを確認しながら、丁寧に分別作業を進めます。もし、途中でご遺族が思い出の品を見つけ、立ち止まってしまっても大丈夫です。私たちは決して急かしません。

4. 不用品の仕分け・搬出:残った不用品は、一つひとつ分別し、適正に処分します。買取可能なものや、寄付できるものは、ご遺族の許可を得て、それぞれの道へと送ります。

5. 簡易清掃:全ての遺品を搬出後、お部屋の掃き掃除、拭き掃除を行います。ご希望であれば、特殊清掃やハウスクリーニングも承ります。

遺品整理の費用相場を解説!岡山で料金を抑える3つのコツ

遺品整理は、決して安い費用ではありません。しかし、その費用は、単に物の運搬にかかるコストではなく、故人の想いを大切に扱うための技術と、ご遺族の心に寄り添うための時間に対する対価だと考えていただきたいのです。

1. 遺品整理の費用内訳を徹底解説

遺品供養の費用は、主に以下の要素で決まります。

• 基本料金

• 部屋の広さ(部屋数、間取り)

• 物の量

• 作業人数と作業時間

• オプション料金

• 特殊清掃(孤独死現場など)

• 遺品の供養・お焚き上げ

• 買取サービス

• ハウスクリーニング

・庭木の伐採

岡山県内でも、業者によって料金体系は様々です。大切なのは、見積もり時に「一式」と書かれた項目がないか確認すること。私たちは、すべての費用を明確にし、お客様に安心してご依頼いただけるよう努めています。

2. 遺品整理の料金を安く抑えるための方法

少しでも費用を抑えたいというお気持ちはよく分かります。そのための方法をいくつかご紹介しましょう。

• 自分でできる範囲を事前に片付けておく

• 貴重品や思い出の品、重要書類は事前に分けておきましょう。

• 明らかにゴミだと分かるものは、自分で処分しておくと、業者の作業量が減り、費用も安くなります。

• 遺品の中で買取可能なものを探す

• 骨董品、美術品、高級家具、家電など、価値のあるものは買取業者に査定を依頼してみましょう。私たちは提携する買取業者を通して、そのお手伝いをすることも可能です。

• 相見積もりを取る

• 2社以上の業者から見積もりを取ることで、料金の相場を知ることができます。ただし、料金だけで判断せず、業者の対応や実績、そして何より「この人なら任せられる」という安心感で選ぶことが大切です。

遺品供養士が答える!よくある質問と回答集(Q&A)

遺品整理について、お客様からよくいただく質問にお答えします。私たちの仕事の根幹に関わる部分ですので、じっくりと読んでいただければ幸いです。

Q1: 遺品供養と遺品整理、どう違うのですか?

A: 遺品整理が「物を片付ける」という物理的な作業であるのに対し、遺品供養は「故人の想いを大切にし、ご遺族の心を癒す」という精神的な側面を重視します。私たちは単なる片付け屋ではなく、故人とご遺族の最後の繋がりを丁寧に扱う専門家だとお考えください。

Q2: 岡山に住んでいないのですが、遠方からの依頼でも大丈夫ですか?

A: はい、もちろんです。遠方にお住まいのご遺族様からのご依頼は非常に多いです。お電話やメールで細かく打ち合わせを行い、作業の進捗状況を写真付きでご報告することで、ご安心いただいています。鍵のお預かりも承りますので、ご自宅にいながらにして遺品整理を完了させることが可能です。

Q3: 故人が大切にしていた品、手放すのが辛いです。どうすればいいでしょうか?

A: そのお気持ち、痛いほど分かります。無理に手放す必要はありません。遺品整理は、急いで行うものではありません。故人との思い出の品を前に、ゆっくりと気持ちを整理する時間も大切です。私たちは、ご遺族の心の準備が整うまで、じっくりとお待ちします。もし迷うものがあれば、一時的に保管しておくことも可能です。

Q4: 遺品整理の際に、貴重品が見つかった場合はどうなりますか?

A: 作業中、現金、通帳、貴金属、重要書類などが見つかった場合は、直ちにご遺族にご連絡し、その場でご確認いただきます。お客様の許可なく、勝手に持ち出すようなことは絶対にありません。お客様の大切な財産を守ることも、私たちの重要な使命の一つです。

Q5: 仏壇や位牌、神棚、お札、人形など、供養が必要なものはどうすればいいですか?

A: 私たちには、提携している寺院・神社があります。ご遺族の気持ちに寄り添い、仏壇や位牌、神棚、お札、人形、写真など、ご自身では処分しにくいものを、心を込めて供養し、お焚き上げするお手伝いをいたします。故人様への最後の礼儀として、安心してご依頼ください。

Q6: 孤独死や自殺の現場でも遺品整理は可能ですか?

A: はい、対応しております。そのような現場では、特殊清掃から始める必要があります。私たちは、特殊清掃の専門家です。現場を徹底的に清掃・消臭した上で、心を込めて遺品整理を行います。ご遺族が安心して現場に入れるよう、まずは衛生環境を整えることから始めます。

Q7: 見積もり後に追加料金が発生することはありますか?

A: 原則として、見積もり後に追加料金が発生することはありません。しかし、見積もり時に判明しなかった隠れたゴミや、作業内容の変更があった場合は、必ずご遺族にご説明し、ご納得いただいてから作業を進めます。お客様との信頼関係を第一に考えていますので、ご安心ください。

Q8: 遺品整理は、いつまでに済ませるべきですか?

A: 相続問題以外では法的な期限はありません。しかし、賃貸物件の場合は、早めに片付けた方が家賃の負担が軽くなります。また、心の整理という意味では、気持ちが落ち着いてからの方が良い場合もあります。焦らずに、ご自身のペースで計画を立てることが大切です。

おわりに

私たちは、遺品整理という仕事を通して、ご遺族の心に安らぎを取り戻すお手伝いをしたいと願っています。

遺品整理は、故人との最後の別れを意味します。その大切な時間を、後悔なく過ごしていただくために、私たちは技術と心を込めて、一つひとつの仕事に真摯に向き合っています。

もし、あなたが今、遺品整理という重い課題に直面し、どうすればよいか分からないと感じているなら、一度私たちにご相談ください。私たちは、岡山であなたの心の整理をお手伝いする職人として、いつでもあなたからのご連絡をお待ちしています。

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