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新型コロナウイルスについて
ラスティックでは、今までブログを通して私共が行う作業の説明や新型コロナウイルスについて情報発信を行ってきました。
今現在、衰えを知らない新型コロナウイルスは日に日に感染拡大をしており、その脅威が伺えます。実際に自分の職場で陽性者が発生してしまった際、二次感染を防ぐ為に消毒作業は必須です。今回は、その消毒・除菌清掃を業者へ依頼する際の注意点についてお話したいと思います。
菌やウイルスの感染経路
菌やウイルスの主な感染経路としては上記の3つとなります。厚生労働省のHPでは、新型コロナウイルスの主な感染経路については、飛沫感染と接触感染とされています。
厚生労働省HPより「新型コロナウイルスに関するQ&A 」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-2)
しかし、必ずしも空気感染をしないとは限らないので、こちらも日ごろから意識しておく事が大切と言えます。
飛沫核とは、菌やウイルスを含むくしゃみや咳、つばなどの水分が蒸発した小さな粒子のことです。飛沫は含まれる水分の重さにより最終的に地面へ落ちますが、飛沫核は水分が無く、小さく軽いため長時間空気中を漂います。
寒さが厳しい季節ではありますが、定期的な換気や乾燥対策を施しましょう。
新型コロナウイルスはどんなウイルス?
新型コロナウイルス(SARS‐CoV2)は、一般の風邪や呼吸器症候群の原因となるコロナウイルスのひとつです。見た目がコロナ(太陽の光冠)に似ている事からこう呼ばれており、ウイルス表面に脂質性の膜「エンベロープ」を持ちます。
アルコールや次亜塩素系薬剤等が新型コロナウイルスに有効とされるのは、このエンベロープを失活・無効化出来るからです。
また、新型コロナウイルスは髪の毛の660分の1のサイズしか無く、顕微鏡でようやく発見出来るレベルのものであり、非常に小さいです。
まだまだ未知の事が多く、解明されていないウイルスであることから、今後更なる変異や感染拡大が懸念されています。
消毒業者へ依頼する時の注意点
作業内容の確認が必須!
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くの消毒業者が全国的に現れています。その中でどの業者が良いか、どう選ぶべきかお伝えしていきます。
まず最初に消毒業者へ連絡・問い合わせをした際に、必ず作業内容について聞く、事を徹底しましょう。
作業内容を尋ねた際、「薬剤を噴霧します」という回答があった場合、その消毒業者は厚生労働省の見解を確認していない事になります。薬剤の噴霧は諸外国の知見を踏まえた上で、厚生労働省が「薬剤を噴霧する事は推奨しない」としています。
厚生労働省HPより「新型コロナウイルスに関するQ&A 」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q4-5
ウイルスがとても小さいとお伝え致しましたが、この小さいという事は消毒作業をする際にも非常に厄介なものです。
厚生労働省では噴霧について、「空気中や環境表面の除染方法としては、科学的に有効かつ安全であると証明された事実は確認されていない」としています。
写真のように噴霧機やスプレーボトルで薬剤を噴霧した際に、その勢いでウイルスを吹き飛ばしてしまう可能性もあります。特に飛沫核については少しの勢いでも空間中に漂う可能性が高い為、要注意です。
良い消毒業者選びについて
良い消毒業者とは、ただ新型コロナウイルスを消毒・除菌するだけではありません。お客様の事を第一に考え、どうすれば感染に関わる不安を取り除けるかが重要です。どのような作業を行うのか、それは正しい作業なのか、対応する時の態度や口調はどうか、作業後のアフターケアはどうか、様々な評価点があります。
特に、作業内容を確認する、これだけでもその消毒業者がどのような対応を行っているかを読み取る事が出来ると思います。
作業風景の一部ですが、ラスティックではこのような作業を施工する前に必ずご依頼者様に作業内容の説明を致します。キッチリとした説明を行う事は、お客様へ安心を与えるとともに相互理解に繋がり、トラブルや災害事故を防ぐ事になります。
正しい作業を行っているか、中々確認する事は難しいかも知れません。
厚生労働省HPにある情報は、推奨作業ではありますが基礎情報として捉えましょう。しかし、その基礎的な作業すらできていない消毒業者が残念ながら多くいます。情報を鵜呑みにせずに、しっかりと自分の目や耳で確かめましょう。
勿論、ラスティックでもご相談等お受けしております!
しっかり適切な作業を覚える事・行う事は安心・安全・信用に繋がります。
新型コロナウイルスの脅威が落ち着き、また笑顔で元気よく外出したいですね!
株式会社ラスティック
現場担当 板田 慶紀