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ゴミ屋敷の片付けと除菌・清掃をさせて頂きました!
本日は岡山県東区西大寺にてゴミ屋敷の片付けと除菌・清掃を実施してまいりました。
年末に向けて片付けや清掃のご依頼・ご相談が増えてきている地域の一つです。
年末年始の大片付けは一人では中々、骨が折れるものです。今回のご依頼も、新年から新しい気持ちで住んでいきたいとの思いからでした。
三年間分の想いを整理する
お客様が、三年前に就職して一人暮らしを始めたのは良いが、仕事とプライベートの両立が難しく、疲れもあり段々とゴミ捨てが億劫になってしまったという過去を教えてくださいました。
ラスティックではこういったご相談を多く受けておりますが、お客様の数だけ理由があり、様々なエピソードや想いがあります。ただ、片付けをするだけではなく、お客様の想いを大切にし、心の不安を取り除く事こそがラスティックの目指す目標です。
お部屋の片付け・大掃除!!
今回の大片付けは、コンビニで購入した弁当ガラやペットボトルが中心となっており、生活ごみが非常に多いという内容でした。
1Kのお部屋でしたが、足場を埋め尽くすぐらいの量が溜めこまれており、生ごみが腐敗した匂いが部屋から漏れ出ている状況でした。
たまったゴミがもたらす影響とは…
うず高く溜まったゴミは約1.8mほどまであり、その多さがうかがえます。
溜まったゴミは熱を持ちやすく、夏場ですと室内温度が急激に上昇し、熱中症の原因となる場合があります。事実、ゴミ屋敷になった後にその中で孤立死(孤独死)を遂げてしまう、という事が多々あります。
また、ゴミをためてしまうと害虫が発生し、病原菌をもたらす事によって、病気や体調不良の原因となってしまいます。
台所は食べものの残骸が放置されており、脂分が付着し茶色くなっている状態で、乾燥した付着物がこびり付いていました。シンク内も様々な生ものが付着・凝固しており、水が流れないようになっていました。ゴミがたまる事により設備や機器類にも不調が出るようになっていました。
トイレ前の通路は多くのペットボトルで足場もないくらいに埋め尽くされていました。まだ中身が入っているものもあり、床部分には漏れ出た飲料が固まってしまっている個所もありました。経年劣化や劣悪な環境により容器が破損し、内容物が漏れだす事はよくあります。片付ける際にも怪我の原因や作業の負担が増える事になるので作業員一同、気を付けながらすすめていきます。
自力での改善・清掃は非常に難しい
部屋の一角にあるテレビ。この前だけゴミが少なくなっており、この僅かなスペースで生活を送っていたとの事です。部屋に生ごみなどの腐敗臭が充満しており、ゴミで窓も開かない為、換気が出来ず空気が淀んでいる状況でした。
ゴミをためてしまう理由は100人100通りあります。
それぞれの理由が、私生活において複雑に絡み合い、ゴミ屋敷を作り上げてしまいます。根本的な理由の部分を取り除く事が出来れば改善される可能性はありますが、中々難しいものです。そこにゴミをためてしまうことで体調不良や病気がちになりやすく、気持ちがマイナス思考に陥ってしまいます。
そして一度入ってしまった負のループから抜け出す事は容易ではありません。
ごみの中から出てくるものとは
通路にある弁当がらやペットボトルを片付けていき、やっと床が見えました。
ゴミが片付いたことにより、窓が開くようになりました。
これにより換気が出来るようになったおかげで、室内の淀んだ空気が少しずつ澄んでいくのを感じました。
破損した容器から漏れ出た液体がコンセント付近に付着しています。ショートや破損の原因にもなり、二次災害で火災が起きる恐れもあります。
室内のゴミを八割ほど取り除き、床の大部分が見えるようになりました。
多くの内容物が漏れ出しており、床がゴミと液体が混ざったような付着物で覆われていました。
床からは大量の硬貨が出てきました。既に錆びている硬貨もあり、三年間分の歴史が見て取れます。恐らくですが、食べ物を購入しお釣りを受け取ったままゴミと一緒に放置していたのではないかと思います。片付けをしながら、見つける度に集め、お客様に全てお渡しさせて頂きました。
作業前 作業後
最後に
今回の作業はお客様ご本人からのご依頼でしたが、ゴミ屋敷についての相談は不動産会社様や家主様からもあり、しっかりとした対応を行う事が大切です。
不動産会社様ですと、家主さまからの信頼度が上がり、管理会社としての株も上がります。
家主様からですと、原状回復により空き家の発生を防ぐ事が出来て、継続的に安定収入を得る事が出来ます。
どちらの場合もお客様からの信頼を得る事に繋がり、会社・家主様の利益になることで、仕事終わりの飲み会やプチ贅沢な外食などが出来るような機会もある事でしょう。
株式会社Rustic 施工担当 板田 慶紀