2021年11月22日
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実際のところ結構な方がご存じありません。この期に事情通になっておきましょう。
季節も冬に変わり、朝夜冷える時期が到来致しました。皆様も風邪などひかぬようご自愛くださいませ。
今回は、岡山県で遺品整理を行う際の料金や相場についてお話させて頂こうと思います。
今後、遺品整理など片付けの予定があるという方、どれくらいの料金なのか気になる方など、是非ご参考なればと思います。
遺品整理の料金、費用ってどのように計算しているの?
多くの方が気になっている事だろうと思われます。
まずは料金を算出するにあたって重要なポイントは、物量と整理する物の種類になります。
物量を算出する際には、「㎥(りっぽうめーとる)」や「立米」で行います。これらは同じ扱いとなります。
縦×横×奥行全て1mの立方体をイメージして頂き、その中に物を入れていき、その立方体がいくつあるかという形で計算致します。
この立方体が15個あると仮定すれば、「15㎥」となりこれが算出の基準になります。
岡山県における「1㎥」あたりの金額は?
岡山県の平均金額は、「1㎥」あたり「10,000円~10,500円」になります。
ここに先ほどの15㎥をあてはめると、「150,000円~157,500円」が作業料金となります。ここに人件費や会社毎に必要な費用が追加され、最終料金となります。
この平均金額をもとに、各業者のお見積り書を吟味してみましょう。
15,000円だと金額として高過ぎるでしょうし、3,000円だと金額が安過ぎるけど大丈夫だろうか…というように考える事が出来ます。
金額の高い・安いについての注意点
先ほど岡山県の平均金額は、「1㎥」あたり「10,000円~10,500円」であるとお伝え致しましたが、状況によってはこの金額を上回る場合や下回る場合もあります。
上回る場合としては、特殊清掃が必要な現場で遺品が汚染されている場合・ゴミや生ごみが多く汚れが多い場合などは平均金額より高くなります。
この場合は、おおよそ「12,000円~13,000円」くらいが相場となります。
下回る場合としては、その業者がリサイクル・リユース・買取りなどに力を入れておりご遺品の活用機会を増やしている場合などがあげられます。
その場合などには、業者によりますが「5,000円~8,000円」などもあり得ます。
しかし、上記の例は良いものであるので勿論悪いものもあります。
単純に金額が高過ぎる場合や不法投棄を前提とした安い金額での請負などがあがります。
特に後者の場合、不法投棄になると警察や自治体、行政組織などから連絡が来るケースもあります。金額が安いからと言ってすぐに決めるのは危険です。
「㎥・立米」での作業料金以外に必要な費用は?
上述致しました岡山県の平均金額から算出した作業料金以外に、必要となってくる費用についてまとめます。
各自治体や地方条例、各業者によって多少の違いがある場合がございますので、その点についてはご了承ください。ラスティックを例にお話し致します。
・梱包費用…ご遺品を整理する際に使用する梱包材にかかる費用など。
・家電リサイクル料金…四大家電であるエアコン・冷蔵庫・テレビ・洗濯機をリサイクルする際に必要な費用。これらは「㎥・立米」での処分費用に加えて、法律で定められた家電リサイクル料金が必要となります。またこれら大型家電を運搬する費用も必要となります。
・消火器などの産業廃棄物…日本消火器工業会によって定められた窓口にて必要な手続きを行う必要があります。廃棄物処理法によって処分が定められているので要注意となります。
・人件費用…作業に必要となる人員にかかる費用です。
この他にも項目がある場合がありますが、ラスティックでは一般家庭ですとよくこれらの項目があがります。
各業者によっても異なるので、どういった項目があるのかお見積書を良く確認しましょう。
最後に
お見積り書は大まかにはこのように作成されています。
様々な項目があるため、実際にお伺いした際には丁寧に隅々まで見させて頂いております。
お見積り書の項目を「片付け 一式 〇〇円」としている業者についてはまず疑ってください。必要な項目や詳細を書いていない事もあり、整理を行う範囲が分かりません。中には悪い業者もいますので、その中の貴金属や紙幣・硬貨などを持ち帰ってしまう事もあります。
今回は豆知識としての紹介になります。簡単なところまでではありますが少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
(株)ラスティック 施工担当 松田和久