2022年7月25日
家財(大きい物・重たい物・粗大ごみ)ゴミや処分したい不用品(不要品)がとても多く、
なんとかしたいとお悩みではありませんか?
しかし、ゴミや不用品を捨てる為に高いお金を払いたくないと、
安い業者をお探しではないでしょうか?
そこで、危険を伴う『不用品の処分』についてお話します。
でも、『不用品の処分』がなぜ危険を伴うのでしょうか?
不用品回収業者の危険性について3団体の理事企業としてお話していきます。
コンテンツ
不用品回収におけるトラブル事例として!
「看板に無料と書いていたので頼んだら、後で有料と言われた」
「無料と思って頼んだら、車に積んだ後で高額な料金を請求された」
「車に積んだ後で、見積りの2倍以上の料金を請求された」
「業者が回収した物が不法投棄されていた」
というようなトラブルが発生しています。
不要品回収で『無料』という言葉は、危険なささやきかも・・?
一旦冷静に考えてみましょう。
悪質な不法投棄が身近に
悪質な不法投棄は未だ後を絶たない状況です。
環境省の調査によると、
令和元年度の不法投棄総量が全都道府県で7.6万トンのうち、
最も多いのが岡山県で、その量はなんと総量の半分に達しそ
うな3.2万トンになります。
<環境省>
不法投棄等の状況(令和2年度)の調査結果資料 [PDF 1.5 MB]
業者の不法投棄で依頼者も罪に
不法投棄において注意する必要があるのが、業者だけではなく、
その業者に依頼したお客様も罪に問われることがあることです。
そうなると、廃棄物処理法違反として5年以下の懲役若しくは
1000万円の罰金又はその併科が課せらてしまいます。
違反したものが法人であった場合には3億円以下の罰金も科
せられる非常に重い罰則です。
これは「刑事処罰」となっています。
ゴミや不用品の廃棄処分を委託する場合は、頼む側にも同等
の責任を負うことになります。
しっかり業者を選びたいですね。
違法業者を見極めるポイントは
不用品処分を依頼した際、どのように処理されるかを把握
することは難しいでしょう。
そのため、依頼しようとしている業者が本当に信頼
に値するかどうかを見積もりのときに見極める必要が出て
きます。
安易に安いだけで業者を選ぶのはとても危険なのです。
では、どうすれば良いのか?
業者が、
一般廃棄物処理業許可証(各市町村長許可)
古物商(各県公安委員会)
産業廃棄物処理業保有(各都道府県庁許可)
を保有しているだけでなく、以下も重要です。
- 安心の無料お見積サービスをお約束しているか?
- 見積書の内容が細かく書かれているか?
- トラック1車 〇〇円 だけの見積 ×
- 家電リサイクル対象物について記載がない ×
- 丁寧は勿論、期日厳守な対応をお約束しているか?
- 年中無休365日でお客様のご依頼に信頼と安心な対応をお約束しているか?
- 契約書を締結しているか?
- 口約束 ×
※契約書は当事者間の合意事項を文書にしたものであり、
記載された内容の権利義務を有することになります。
契約書を締結しないと、お客様側が不利になります。
不用品の処分はどうしたらよいの?
自治体により異なりますが、基本的な処分方法として
以下3種類があります。
- 戸別収集(行政):家の近くにある指定ごみステーシ
ョンに自身で運び,自治体が収集する。 - 個人搬入(行政):自治体の処理センターに自身で直
接持ち込み処分する。 - 不用品回収業者(民間):ご自宅で不用品を回収してもらう。
費用負担から比較すると以下のように戸別収集がもっとも
費用負担が少ないですが、お客様の処分に掛ける時間と労
力などを比較検討し、選択もしくは組み合わせにより対応
することになります。
戸別収集 < 個人搬入 < 不用品回収業者
例)
自身でできることは戸別収集で処分し、
重量物(粗大ごみ)や物量が多い物は信頼できる不用品回収業者に依頼する。
まとめ
お客様ご自身にあった不用品の処分方法をしっかり検討し、
冷静に判断することが後悔しない一番の方法です。
ご不明点や何か聞いてみたい・相談事項があれば、こちらまで。
文/松田 和久(株式会社ラスティック)