2024年2月16日
銃社会であるアメリカでは、殺人や自殺が非常に多く血液が大量に飛び散っている部屋の掃除や、中には内臓がそのまま放置されている部屋も少なくはありません。
また、孤独死もあり今回は特殊清掃である「トラウマシーン」火災復旧である「ファイヤー&スモークダメージ」をしっかりと現地アメリカで深く勉強させていただきました。
日本より技術がはるかに進んでおり大変有意義なお時間をいただきました!
コンテンツ
岡山県ではまだ知られていないトラウマシーンとは何なのかを解説!
中々聞き覚えのない「トラウマシーン」とですが簡単に言えば特殊清掃です。
特殊清掃は実はアメリカが発祥の地であり、国をまたぐ国際資格もあるほどです。
また、資格がないと保険がおりないなどトラウマシーンの歴史は古く
エビデンスもしっかりとしています。
日本では考えられないほど進んでおり、実際に日本の特殊清掃の施工方法を
アメリカ人講師と話をすると口が開いてビックリされていました。
それだけ日本の特殊清掃は遅れをとっており、弊社はその技術をどうにか日本に
持って帰りたく現地まで足を運び深く施工方法をお聞きし技術が向上できたことを
確信しています。
アメリカの方の銃での事件、自殺は非常に多くあり中には虫歯での自殺まであるそうです。
※理由としては保険代が高額なためです。
部屋は血まみれになり、中には腐敗して内臓がそのままのこともあるそうです。
消臭技術だけでなく、そのような現場の菌やウイルスに関する知識も豊富にいただきました。
また、正しい防護服の脱着方法も改めて教えていただくことができ大変有意義な時間と
なったことで、より一層お客様を菌やウイルスから守れる!と考えています。
岡山県初となる特殊清掃の国際資格取得
特殊清掃業界、遺品整理業界では現在(2024年2月時点)、法律が追いついていないのが事実であり、直結した国家資格もなく資格ビジネスをしている団体の民間資格しかありません。
年会費で収益を得ているため合格率も100%に近く(人を選ぶ程度)入金して簡単なアンケート程度のモノを送り返せば合格という資格が大半です。
そこで私たちはしっかりとしたエビデンスを手に入れたい!とアメリカへ渡米し国際資格にチャレンジ
してきました。
この資格はアメリカをはじめ、カナダやオーストラリア他多くの国で広まっており、この資格がないと
特殊清掃(トラウマシーン)ができない、保険も降りないという非常に難易度の高い資格となっています。
正直、個人的にはかなり難易度が高く、日本の常識とは全く違い自分の概念を覆させられました。
仲間と話をしたのは「特殊清掃の経験が多いほど難しいね」といった感じです。
日本語で言えば「孤独死での特殊清掃」「火災復旧」の2つの国際資格がありどうにか2つともに
合格できました。
しかし、かなりの勉強となり仲間ともに良い刺激をいただきました。
アメリカの40年遅れの特殊清掃をどうにか追い抜くために
私たちも職人としてアメリカには負けたくありません!
そのようなことからアメリカの良い所、日本の良い所を組み合わせ
新たな特殊清掃の工法を生み出しお客様に喜んでいただきたいと
ラスティック加盟の遺品整理総合相談窓口協同組合の組合員一同話し合い
新技術の特許取得に成功いたしました。
負けず嫌いの職人メンバーだからこそ編み出せた工法だと思います。
アメリカに渡米したからこそ分かったこと
日本とアメリカの考えは大きく異なります。
もちろん文化や宗教的なこともありますが、同じ人間なのに
こんなにも考え方が違うのか!とビックリした点もあり、
施工に関しても安全をここまで重視しているのか、と徹底的に
重視しており良い刺激となりました。
言われれば確かに!と納得することも多く日本のほとんどの同業者が
気づいていない面もあり良い機会となりました。
また、施工の技術はもちろん「カビ対策」の凄さには驚きを隠せませんでした。
日本のホテルと違い、どこのホテルもカビ、ホコリすら全くなくビックリ!
理由としては炭疽菌事件がきっかけだとか!
日本の良い所もありますが、アメリカはやはりすごいな!負けたくない!
とまた火がつきました。