2024年12月25日
隣町の備前市からも遺品整理のご相談をいただきます。
その中で多い声として「どこの業者が良いかわからない」「遺品整理に協同組合はあるのか心配」
という声があります。
このような声を元に記事を書きます。
コンテンツ
遺品整理業者の選び方のコツとは
遺品整理って何をすることなのかご存じですか。
ただ、故人様の不要になった物の処分をして終わりと思われていらっしゃる方も
決して少なくはないでしょう。
しかし、遺品整理専門業者はそれだけで終わりではありません。
遺品整理業者に必要な知識とは、廃棄物処理法などによるコンプライアンスの知識が求められます。
これは、正しい処分方法や運搬の知識などによりお客様の安全の担保にもつながります。
なぜお客様が・・と思われる方もいるかもしれません。
法律の中には排出者責任というものがあり、排出者=お客様にも責任が生じることがあります。
これは、業者が正しい処分をせず不法投棄などをしたときです。
よくあるのが、自社倉庫へ持って帰り備前市以外のゴミ袋へ入れて捨てる、山へ捨てる、自社倉庫で燃やす、といったことが多くあげられています。
こういった場合もちろん行政から注意や指導が入り、また不法投棄のため刑事事件となり業者とお客様の両者が罰せられることになります。
そのため、適切な撤去方法を知っている業者を探した方が良いと考えています。
遺品整理の不要になったゴミの撤去方法と許認可
各ご家庭から排出されるゴミを業者が取りに行く場合には許認可が必要です。
▪家庭系一般廃棄物
▪産業廃棄物
上記二つが必要ですが、業者によっては、一般廃棄物業者や産業廃棄物業者と連携して
作業をする会社もあります。
これは問題ありません。
しかし、ゴミと定義されたものを持って帰るにはこのような許認可が必要です。
では、家庭系一般廃棄物、産業廃棄物の違いとは何かを説明いたします。
▪家庭系一般廃棄物
各自治体の市町村長許可であり、許認可をいただいている自治体のみ
ご家庭から排出されたゴミをクリーンセンターへの持ち込み、収集運搬が可能となります。
他の自治体で処分した場合、他の自治体の税金で処分しているため違法となりお客様も大変
危険です。
▪産業廃棄物
遺品整理で使う産業廃棄物とは、クリーンセンターでは処分不可な物を中間処理施設などへ持ち込む場合に必要な許認可となります。
田舎では特に納屋などが多くあるため、建材など必要となることがあります。
▪リサイクル・リユース
現代、国も推奨し多くの企業が力を入れているリサイクルとリユース。
リサイクルとは、形を変えて再利用すること、リユースとは、そのままの形で誰かに再び
使用していただく事を言います。
最近では少しづつネットや市場、業務提携、寄付といった方法でリユースをしたり、
細かく分別することによってリサイクル可能となりゴミを格段減らすことができるように
なっていますが、その労力は非常に高く、またそれだけ意識の高い遺品整理業者はかなり
少ないです。
しかし、半面でこれができれば上記許認可は必要ないためこれから知識をつける会社も
増えるでしょう。
備前市の家の遺品整理を安く依頼したい
現代、ダンピング(価格崩壊)が激しく安かれ悪かれの業者はあると思いますが、
お勧めはしません。
理由は前述にもあったように不法投棄からの排出者責任です。
では安くする方法はないのでしょうか。
数点ポイントを書きます。
▪ご自身の敷地内、トラックを止める近くまでモノをだしておく。
こうすることにより、人件費が減りますが、ブルーシートでもかぶせておかないと、ご近隣の目に
触れてしまいます。
▪買取に力を入れてもらう。
買い取りとは金銀プラチナだけではありません。
何もないと思っていてももしかしたら・・と思いお願いするのも良いと思います。
▪家電リサイクル券を購入し記載しておくことにより、業者は別日に家電リサイクル券を
購入に行く手間(人件費)が省けるので安くなるでしょう。
上記だけでも結構な減額につながる可能性もあります。
遺品整理 備前市 まとめ
きれいな海や山に囲まれた備前市は当社の隣町ということもありご依頼もあります。
しかし反面では、お客様の知らないところで違法を侵されていることも少なくはありません。
岡山県には遺品整理総合相談窓口協同組合という国の認可を持っている団体もあります。
困ったときにご相談できる強い味方になってくれるでしょう。
こういった団体の力や知恵も借りつつ良い業者が見つかる事をお祈り申し上げます。