2023年2月8日
遺品整理や生前整理の際にご依頼者の方が
「不要」と判断された物でも
「必要」としておられる方が多くおられます。
ラスティックは遺品整理や生前整理の中で
「ゴミ」は95%ないと考えております。
しかし、岡山県での遺品整理の現状は
ちゃんとした分別をすることなく
どんどん家の中のモノを袋に詰め込んで
トラックにそれらを投げ込み、
最終的には産業廃棄物等として
全て処分されてしまっています。
これが本当に遺品整理と言えるのでしょうか?
このような作業ですと
短時間で終わらせることができると思いますが、
たくさんの問題も浮上してきます。
例えば、
貴重品(現金や通帳)、貴金属(指輪やネックレス)
重要書類(権利書や各種証書)、想い出の品などが
処分されてしまう可能性がとても高いです。
実際にゴミとして捨てられてしまい、
処分場などで見つかる現金は警視庁調べによると
2012年では約156億円、
2019年では約197億円(過去最高)
2020年では約177億円
となっており、10年前を36億円上回っています。
他にも、証明書類や有価証券なども
多く遺失物として届出されています。
遺品整理をしている中で
現金や重要書類が見つかる確率が高いのは以下の通りです。
- 衣類のポケットの中
- タンスや戸棚の中
- 本の間
- 絨毯やカーペットの下
- 布団の下
稀にあるのが、枕カバーの中やソファーカバーの中、
天井裏や床下などで発見したこともあります。
もし、何も確認することなく
廃棄物として処分してしまうと
遺品・遺産をご遺族の方へお返しすることができなくなってしまいます。
また、業者様によっては
見つかった現金や貴重品等を持ち帰る
という悪質な事をするところもあります。
”遺品整理”を業者に依頼しようと考えておられる方は
まず、その業者がどのような荷物のまとめ方をしているか
などをブログ等で確認することをおススメします。
ラスティックではお客様のご負担の軽減、
不要と判断されたモノでも必要としておられる方への寄付の為に
ひとつひとつを細部まで丁寧に確認をさせていただき、
見つかった現金や貴重品は写真等で証拠を撮り、
確実にお返しさせていただいております。
もちろん、ご不要と判断されたモノにつきましても
丁寧に扱い、必要としてくださる方へお渡しさせていただきます。
コンテンツ
遺品整理(生前整理、残置物撤去)で社会貢献することができます!
例えば使用途中の短くなってしまっている鉛筆、
現代の子が持って遊んだりしないようなおもちゃ、
買い溜めしていたティッシュや洗剤、
非常食として備蓄しておいた缶詰、
昔に着ていた衣類や着物など
このようなモノは「ゴミ」として何気なく
捨てられていることが多いです。
しかし、このようなモノを「必要」としている方々が
おられることをご存知でしょうか。
ラスティックではSDGsに力を入れております。
SDGsという言葉はよく耳にするけど、
実際に自分たちができる事はあるのかと思われている方も
多いかと思いますが、
ラスティックに依頼をするだけで
SDGsに貢献することができます。
目標1.貧困をなくそう
世界中には、6人に1人(3億6500万人)の
子どもたちが「極度に貧しい」暮らし
をしています。
着る服がない、食料がない
学校に行きたくても鉛筆もノートもない
という子どもたちを1人でも救えるよう
海外貿易(寄付)を行っております。
目標2.飢餓をゼロに
世界を生徒40人の教室と考えると、
その日食べるものがない、明日以降も食べ物をえられるか
分からない状態の人が4人もいます。
遺品整理や生前整理で出てくる
缶詰や未開封の調味料や飲料、お米などの
寄付にも力を入れております。
食品ロス削減に少しでも貢献できるよう
できる事を少しずつでも実施しています。
目標3.すべての人に健康と福祉を
2030年までに、エイズ、結核、マラリアや、これまで見放されてきた熱帯病などの伝染病をなくす。また、肝炎や、汚れた水が原因で起こる病気などへの対策をすすめる。
ラスティックでは遺品整理や生前整理だけでなく
特殊清掃もしており、その中で様々な感染症の消毒・除染・除菌や、予防などを行っております。
遺品整理や生前整理の作業後にも簡易除菌や
必要がございましたら各種感染症消毒・除菌も行います。
目標4.質の高い教育をみんなに
サハラ以南のアフリカ地域、西アジア地域、南アジア地域では、
5人に1人が小学校に通えません。
日本では義務教育として学校に通う事が当たり前かもしれませんが、世界中で見ると学校に行きたくても行けない子どももたくさんいます。学校に行けない理由として、家が貧しくて働かなくてはならない子どもも多いですが、服がない・鉛筆やノートなどの文房具がないなどという子も多いです。
服や筆記用具などを寄付して1人でも多くの子どもが学校に行くことができれば良いと思っています。
目標5.ジェンダー平等を実現しよう
女性が能力を高められるように、インターネットなどの技術をさらに役立てる。
ラスティックでは女性スタッフも大活躍しております。
女性スタッフが遺品整理などの際に買い取らせていただいた物を
インターネットなどで販売したり、スタッフの活動などをホームページブログなどに掲載したりと、陰でスタッフを支える役割をさせていただいております。もちろん、現場でも細かな気遣い・気配りで大活躍しております。
目標6.安全な水とトイレを世界中に
2030年までに、汚染を減らす、ゴミが捨てられないようにする、有害な化学物質が流れ込むことを最低限にする、処理しないまま流す排水を半分に減らす、世界中で水の安全な再利用を大きく増やすなどの取り組みによって、水質を改善する。
遺品整理業者の増加と共に「不法投棄」が問題視されてきています。格安な値段で遺品整理をしてくれるというウマい話には注意してください。もし、依頼した業者が不法投棄をすると、ご依頼者の方へも罰則があります。
ラスティックでは、遺品整理業界の不法投棄ゼロを目指しています。
目標12.つくる責任 つかう責任
2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす。
ラスティックでは遺品にゴミはないという考えで
遺品整理を行っております。
ゴミの減量の為にリサイクルをすることにより、
環境を守り、リユースをすることにより、ご依頼者の方に不要と言われたモノでも必要としている方へ使っていただく取り組みをしています。
ラスティックの遺品整理だけでもこれだけのSDGsに貢献することができます。
ゴミの減量により、環境を守ることだけでなく
ご依頼者の方の処分費の軽減にも繋がるというメリットもあります。
生活困窮者の方などへの寄付
本日は岡山県居住支援団体にも所属されており
生活困窮者の方々をご支援されている
NPO法人きずな様へ生活必需品等の寄付をさせていただきました。
寄付させていただいた内容
・トイレットペーパー 36ロール
・ティッシュペーパー 22箱
・油跳ねガード 4枚
・天ぷら紙 2セット
・クッキングペーパー 1セット
・箸 8膳
・キンチョール 1本
・洗濯ばさみ 3セット
・おぼん 1枚
・ゴミ箱 1セット
・軍手 12双
・ハンドソープ 1本
・ハンドソープ(詰替え)3個
・固形石鹸 58個
・剃刀 7個
寄付をさせていただいた様子を
NPO法人きずな様のFacebookでもご紹介いただきました。
NPO法人きずな様は
生活困窮者の命を守り命をつなぐ
「ホームレス」を生まない社会をつくるために
共に働く地域の誰もが孤立せず
共に歩み 共に生きる
という理念に基づき活動をされています。
ボランティアで生活困窮者の方々のご支援
◆無料食堂(食事の提供)
◇居住地の確保
◆必要物資の支援
◇夜間等見回り活動
を積極的にされており、
ラスティックとしても必要物資の支援に役立てばと思い、
上記のモノをお渡しさせていただきました。
「不要」だから「捨てる」という考えではなく
「不要」だけど「誰かの役に立つのでは」と
一度見直してみませんか?
環境を考えたゴミの排出量の削減
岡山県は1日あたりのゴミの排出量が
全国平均より上回っています。
一般家庭から排出される1日のゴミの量
・岡山平均 約990グラム
・全国平均 約920グラム
また、不法投棄の量も
全国で10位(1.1千トン)と多い数値となっております。
このようにゴミの量が多いことと不法投棄が多いことは
環境破壊にもつながってしまいます。
不法投棄の種類として多いのは、
・テレビ
・エアコン
・冷蔵庫
・洗濯機
の4台家電です。
この4台家電を処分するには
「家電リサイクル法」によりリサイクル料金が必要になります。
環境省も呼びかけておりますが、
トラックなどで「無料回収」をしている業者、
空き地などを利用し「無料回収」している業者
このような回収は無許可営業として違法になります。
同法第25条では、個人の不法投棄に対して
5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金
またはその両方が科せられること、
同法第32条では法人の不法投棄に対して
3億円以下の罰金刑が科せられることが規定されており、
不法投棄の行為者には厳しい罰則が科せられることになります。
山などに不法投棄された場合には
家電などから危険物質が流れ出し
土壌汚染につながります。
海や川などに不法投棄された場合には
水質汚染につながります。
汚染された土で育った野菜や
汚染された水で育った魚を
食べることにより、人体への影響も出てくるかもしれません。
遺品整理や生前整理や不用品回収をしている業者はもちろん、
ご依頼されるお客様もゴミの処分については
しっかりとした知識を持っていただき、
依頼したご家庭のモノが回収された後
どのような経緯をたどるのか
ということもしっかりと確認しておくことが良いかと思われます。
まとめ
遺品整理=家の中のモノを処分して空っぽにすること
と思われている方も多いのではないかと思いますが、
遺品整理は不用品回収とは違い、
故人様が大切に使われていたモノなどを
また新たに誰かに使っていただき
故人様の想いとモノの命を
繋げていく事だと思っています。
「いらないから捨てる」
ではなくて、
「誰かの役に立つのではないか」
という思いを大切にし、
処分品を減らすことで
多くの人や、環境を救っていけるような
遺品整理を広めていきたいと考えております。