津山市でゴミ屋敷の片付けでした!
先日は津山市で「ゴミ屋敷の清掃と遺品整理を行いました。」
皆様は「なんでここまでゴミを溜めるの?」と不思議がる方も
少なくはございません。
しかし私どもは今までに「約700件」と多くのゴミ屋敷と向き合い、その問題に寄り添っています。
そして実はゴミ屋敷問題の多くにはある方程式が隠れています。
離婚や死別、何らかの悲嘆に押し潰されてしまい、「セルフネグレクト」(自己放任)
といった精神疾患患者のことを指します。
また、方程式の多くには、悲嘆から生活保護者となり、部屋を片付けるのも億劫、ご飯を作るのも億劫、
コンビニ弁当で済ませる。
なので、衛生面、栄養バランスともに悪く孤独死をしてしまう。
ゴミ屋敷のゴミに気づかないうちに体内の熱を吸収され
衰弱していき、最悪死に至ってしまうことも。
つまりは「孤独死の合図」をすでに出しているのです。
私ども「遺品整理人」「特殊清掃人」はこのような事実と常に向き合っています。
今の岡山県での地域包括支援センターでの現状、一人ひとりを見て回るには限界があるでしょう。
ですが、このように孤独死をしてしまう現状を減らすためどうにか岡山県の条例を変えていく必要性があります。
その為、ラスティックでも市や県に議題をあげていただくよう日々活動をしています。
ゴミ屋敷の中で壊死して発見されるケースも少なくはありません。
ゴキブリやねずみにご遺体を食べられていることも多々あります。
今回のご遺体はそうではなかったようですが、足が悪くお風呂に入れなかった様です。
この様にお風呂に入れる現状ではございませんでした。
ですので、
洗面所から清掃をして
仏になっても気持ち良くお風呂に入ってもらいたいと思いしっかりと
元の綺麗なお風呂に戻させていただきました。
カビもたくさん生えていましたが「カビ落とし」も徹底的に!
ご遺品といたしましては、ヒアリング時に聴いた「クラッシックが好きだった」
ということで「レコード」を遺させていただきました。
最後にお亡くなりになられた場所で経をあげ、終了となりました。
今頃気持ち良くお風呂で汗を流していらっしゃることを祈りながら彼方より供養をさせていただきます。
株式会社ラスティック
延原直樹 合唱