自殺問題は他人事ではない！岡山でも増え続ける自殺問題と片付け

2022年8月29日

岡山での年間自殺者数を知っていますか？

コロナ禍で自殺件数が増加傾向とのニュースを見たことがあるかと思います。
しかし、それは都会の話で岡山県ではそこまで自殺はない
と思っていませんか？

ラスティックは年間２００件以上の特殊清掃のご相談をいただいておりますが
そのうちの半数近くが自殺によるものです。

令和３年岡山県内での自殺の現状

自殺者数

男性	女性	合計
213人	105人	318人

１日に１人くらいの方が自ら命を絶たれている
というのが現状です。

令和４年でも６月までで１４８人が自殺されています。

年代別・職業別自殺者数

20歳未満	20～29歳	30～39歳	40～49歳	50～59歳	60～69歳	70～79歳	80歳以上	不詳
１４人	４１人	４０人	５９人	５５人	４０人	３６人	３２人	1人

４０代・５０代の自殺がとても目立っています。

この年代となれば、
仕事も軌道にのってきていたり、
結婚して子供もできて、
マイホームを手に入れられる方も増え・・・
と充実した生活を想像しますが、
実は全く逆でした。

仕事では昇格により責任が大きくなっていたり、
仕事を失くし、再就職しようとしてもなかなかできなかったり、
家庭では子供の学費がすごくかかる歳になっていたりと、
１番プレッシャーのかかる年代になってしまっています。

自殺原因

自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び
背景を有しており、様々な要因が連鎖する中で起きています。

１．健康問題・・・・・・身体の病気、うつ病、統合失調症、その他（アルコール依存症・薬物等）
２．経済・生活問題・・・失業・就職失敗・負債（保証人や連帯保証人）・生活苦
３．家庭問題・・・・・・親子関係・夫婦関係・介護疲れ・家族の死亡（後追い自殺）

健康問題で自殺される方が約６～７割ととても多くなっております。

※上記全て警察庁統計より

特殊清掃業者だからこそわかる事

自殺原因、第１位の健康問題について

健康問題で自殺された方のご自宅の約８割～９割がゴミ屋敷になっています。
ゴミ屋敷になる事にも原因があり、
身体が不自由になりゴミ出しができず、ゴミが溜まってしまったり
セルフネグレクト（自己放任）により何もかもがどうでも良い、片付けたくても片付けられない
と投げやり状態になってしまったりと・・
もし、周りの人が気づけば防げたかもしれない・・・と思う事がほとんどです。

健康問題での自殺現場は早急な対応が必要

慢性疾患などで薬を飲まれていたり、アルコールを大量摂取されていたりしていた方は
亡くなられた後の腐敗がとても速かったり、体液が多かったり、
臭いが酷いということがあります。

腐敗が早い、体液が多いという場合には
亡くなられた場所にもよりますが、
床の下にまで体液等が浸透してしまい、基礎部分にまで
達してしまうスピードが速くなってしまいます。

臭いが酷いことに関しては、
クロス（壁紙）の中にも臭いが染みついてしまったり、
臭いによりゴキブリやハエなどが大量発生してしまいます。

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