コロナ禍の影響なのか、岡山県内でも数多くの方が自ら命を絶たれております。
このような寂しい最後を遂げられた後のご家族のご心情を考えると心苦しいものがあります。
しかしご家族様のために誰かが故人様に変わって片付けをしなければなりません。
それが私たち特殊清掃員です。
少しでも早く故人様が安らかに旅立てますよう最後の儀礼をいたします。
コンテンツ
自殺現場の特殊清掃のご相談が入るまでの流れ
- 連絡がつかないから行ってみると亡くなっていた
- 悪臭(異臭)がするとご近所からのクレームで発見された
- 害虫(ウジ・ハエ・ゴキブリ等)の大量発生により見つかった
- ポストの中が溢れる程になっていて発見される
- 水道がずっと出たままのような音がする
など、様々な形で発見されています。
通報から警察の方がしてくれる事
- 検視(事件性があるかどうかの判断)
- ご遺体の搬出(体液や血液、皮膚や爪、髪の毛などは残ってしまっています)
よく、警察の方が血液などの除去はしてくれると思われがちですが、
実は、腐敗により全て抜けてしまった皮膚や髪の毛、爪などは
そのまま残されているのです。
現場は非常に残酷です。
特殊清掃開始(※腐敗が進んでいる場合)
- 感染症予防をして入室(防護服・防毒マスクなど)
- 初期消毒と初期消臭作業開始
- 家財等の搬出(家具や家財に臭いが付着している為全て処分が大半です)
- 血液や体液の除去作業(場合によっては床などを切り取る解体作業も必要に)
警察の検視が終わり、清掃の許可が出たら
特殊清掃業者の役割になります。
自殺の方法によっても施工方法が変わる
首吊り自殺
体液だけでなく血液や尿など、体の中の水分が全て
床に流れ出てしまいます。
孤独死などと比べて汚染箇所が広くなってしまいます。
さらにハエやウジなどの害虫もその体液などに
大量発生している事が多くみられます。
※こちらは首を吊られたカーテンレールにご生前大好きだった薔薇をお供えしました。
![](https://rusticjapan.jp/wp-content/uploads/2022/03/line_1436260745448527-640x480.jpg)
リストカットなどでお風呂で亡くなった場合(浴槽での溺死)
手首や首などを切ってお風呂で亡くなっていた場合。
まず浴槽死を発見した場合
絶対にお風呂の栓は抜かないでください!!
アパート・マンションなどの場合だと特に縦配管が多いため
腐敗臭が配管を伝って建物全体に広がってしまう可能性があります。
※ラスティックは他社が抜いてクレームとなったやり直し作業も施工しました。
また、皮膚や髪の毛などが配管に詰まってしまう事もあります。
![](https://rusticjapan.jp/wp-content/uploads/2022/03/line_1436226311432863-640x480.jpg)
拳銃や包丁(刀)を使った自殺
首吊り自殺、拳銃で頭を撃っての自殺や切腹や首などの動脈を切っての自殺、リストカット自殺などが
最近では増えてきています。
このような現場ではやはり、血液が様々なところに飛んでしまっています。
床や壁、天井にまで血痕が付いていることもあります。
![](https://rusticjapan.jp/wp-content/uploads/2022/03/1647924338658-480x640.jpg)
どのような現場においても
警察の方やご家族の方、大家さんなどが現場に入った際に
血液や体液を踏んで歩いて臭いが広がっていたり、
ご遺体を搬出する際に体液の付着した手で様々な所に触れており
特殊な薬剤・機材を使用すると汚染箇所が
広範囲に広がっているということも多々あります。
![](https://rusticjapan.jp/wp-content/uploads/2020/05/IMG_7624-640x480.jpg)
楽に綺麗に死ぬことができる自殺は存在しません
練炭自殺だと楽に死ぬことができる。
綺麗な死に方ができる。
などと、ネット上に書かれていることもありますが、
一酸化炭素中毒になり、死に至るまでは想像をはるかに絶するほどの苦しみです。
また、ご家族、ご友人の事をお考えください。
自殺を考えられている方へ
もし今あなたが自殺を考えておられるのでしたら
私どもに思っていることをお話していただけませんか?
株式会社ラスティックでは終活カウンセラーやグリーフケアなどを身に着けておりますので
一緒にお悩みを解決していけるようサポートさせていただけたらと思います。
自殺現場の特殊清掃のご依頼を考えられている方へ
ラスティックでは西日本ではラスティック本社、東日本ではラスティック東京が対応させていただきますので、全国どちらからのご相談も承ります。