山口県周南市徳山港沖で新型コロナウイルスの除染(除菌・消毒)作業を実施致しました。

船舶での除染(除菌・消毒)作業、海上での戦い

ダイヤモンドプリンセス号での除染、消毒作業から幾度も船舶の除染(除菌・消毒)作業を請け負ってきました。
今回は山口県周南市徳山港沖に停泊中の船内で新型コロナウイルスの除染(除菌・消毒)作業をさせて頂く事になりました。
船体は全長約180m、総平米数約5,000㎡と非常に大きい船となります。
船員が主に活動するエリアは非常に狭いため、船舶での除染作業は特に慎重を要します。
水密隔壁等の存在から区画で区切られた構造であることから、新型コロナウイルスのようなウイルスや細菌といった感染症が蔓延しやすい環境だからです。

徳山港が少しづつ遠くになっていきます。
完全に海上での停泊になるため、行き帰りも船舶での移動となります。

今回、作業を実施する船舶です。全長約180m・横幅約30mと非常に大きな船体であり、
クルー約25名で運用しているとの事でした。総平米数は約5,000㎡と長大なサイズです。

〜船舶内での作業~作業前準備①~

先述の通り、船内は密閉空間になりやすく、感染症の原因となるコロナウイルスや細菌が蔓延
しやすい構造である場合が多いです。
今回の船内も例に漏れず、多くのエリアが区画整備されており、まさに危険な状況と言わざるを得ませんでした。
そのため、いつにも増して危機感を持ち、コロナ消毒作業を実施していく必要があります。
事前にミーティングを行い、作業準備・施工内容・日程の確認などをお客様含めクルーの方へも周知していただきます。
施工内容にもあるオゾン脱臭機の使用は、非常に有毒なオゾンガスであるため、
人体には非常に有害な物質となります。二次災害が起きないよう予め、船舶内にいるクルー全員に
周知していただきました。

足裏除染(除菌・消毒)の用意とグリーンゾーンの設営を行ったところです。事前に頂いた図面により、4階にあるデッキは完全に外側でしたので、今回はこのデッキを拠点にして作業を実施していきます。船内全域が危険であるレッドゾーンであるため、機材等も完全に外側である通路を使用し搬入致しました。
ゾーニングは非常に大切な作業の一つです。

〜船舶内での作業~作業前準備②~

作業前に必ず防護服がちゃんと装備出来ているかお互いにチェックをします。
特に感染症を相手にする場合、一つの綻びが自身の感染に繋がってしまうので、自分自身を守りつつ、適切な作業を行うために欠かせません。
作業員が感染し広めてしまっては元も子もありません。
手や足部分については、ビニールテープ等を用いる事で隙間を無くし、ウイルスや細菌の侵入経路を
封じます。ゴム手袋に関しても二重にしており、長靴一つに関しても必ず侵入経路として予想される
箇所を徹底的に封じています。
お互いにこれらの箇所をしっかりと確認し、装備が完了次第、作業に入ります。

双方の確認が終了し、レッドゾーンへ入る前に足裏除染を行います。
コロナウイルスや細菌を持ち運ばない、持ち出さないために必要な準備となります。
今回の新型コロナウイルスに限らずですが、ウイルスや細菌は飛沫や唾液などにより最終的に床に落ちます。それを踏むことによって足裏や靴裏を介して拡がっていきます。
想像してみてください。例えば、ご自宅や職場の床が知らず知らずのうちに床を介して拡がっている
状況で、ボールペンを落とした、消しゴムを落とした等にそれを拾う事で手指に付着し、その次は顔や目など、自身の車のハンドルなどにも・・。
勿論、小さなお子様などは低い場所や色んな所を触りますので特に危険です。
一見すると遠く思える床ですが、非常に怖いものなのです。

船上デッキでの除染作業開始

船の頭脳、最上部コントロール室

まずは船舶の頭脳であるコントロール室から作業を開始致しました。
コントロール室はクルーを常駐させる必要があるとの事で、最優先で作業をする必要がありました。
クルーの方へオゾン脱臭機の危険性とその使用について周知していただいていたおかげで、作業が
とても捗りました。快く協力して下さり本当に感謝しています。

送風機を使用し、オゾンを攪拌します。これによって空間内の隅々までオゾンが行き渡り、
新型コロナウイルスの除染効力が高くなります。また、オゾンは空気中でも重い物質になりますので、送風機での攪拌が不可欠です。

オゾン脱臭機の使用後、一定時間の換気を行ったのち、薬剤による拭き取りを行います。コントロール室には、機械類や窓枠・手すりなどが多く、一般的な事務室や職場にあるような細々したものはあまりありませんでしたが、精密機械が多いため、損傷やショートの原因とならないよう細心の注意を払い
作業を行いました。
なお、トイレについてはダイヤモンドプリンセス号の新型コロナウイルス調査報告書にも記載がありますが、便器や床・壁部分、その他接触箇所を含め、新型コロナウイルスが非常に多く残存している可能性が高いエリアであるため、念入りに作業を行っています。

床の除染(除菌・消毒)作業は欠かせません。
薬剤はひたひたになるくらいの量で、漬け置くような形で使用していきます。
コントロール室には常に人が常駐するという性質上、徹底的に作業します。
2020年大きな話題となったダイヤモンドプリンセス号の環境調査報告書でもトイレ床部分が危険箇所である事が結論付けられています。この事を一つの参考として、通常の床についても同じ事が言えると考え、飛沫感染を防ぐ上でも非常に大切な消毒作業となります。
(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9597-covid19-19.html NIID国立感染症研究所より抜粋)

船員室除染(除菌・消毒)作業、クルーの皆様へ
安全安心を!

2F~4Fにあるクルーの皆さまの部屋を除染(除菌・消毒)作業します。
ドアにあるバツ印(下記添付写真ご参照)は新型コロナウイルスに罹患したクルーのお部屋になります。非常に危険なエリアである事から、作業員も緊張感を持って臨みます。船員室は必要最低限の物がある限りで、非常に狭い造りになっており、感染症が蔓延する事を考慮すると、本当に危険です。
また、転覆や水害事故の時の為に窓が少ない造りになっている事もあり、換気が中々すすみません。
防護服を着た状態は、熱気や湿気で作業員の体力をどんどんと奪います。今回の環境は換気もしづらく、作業箇所も狭いことから非常に厄介な場所です。新型コロナウイルスは改めて、非常に危険な
ウイルスであり、その対処についても危険作業になります。
罹患されたクルーの方のいち早い回復を祈りつつ、安心して戻って来られるように除染(除菌・消毒)作業を実施していきます。

事務室・厨房・休憩室なども余さず
除染(除菌・消毒)!

生活において人間は多くの場所へ移動・使用します。ご自宅であれば、台所、居間、玄関、トイレ
など。職場であれば、事務室、保管庫、ロッカー、休憩室など。これは船上でも変わりません。クルーが生活するうえで欠かせないエリアです。そしてこれらの多くで気を付けなければならない事は
「共有スペースであり、誰もが使用する事が出来る」という点です。便利な反面、感染症などの点から考慮すると実に恐ろしいという現実があります。感染源がどこか分からないという事は、危険がどこにあるか判断が難しくそのため対策が困難となります。
もし、できるのであれば日報などに各人通られた場所などを記載していただくと分かりやすいと
思います。

船の心臓部、機関室。熱気があふれる中で。

最終エリアとして、船の心臓部分である機関部で作業を実施しました。常に作動している機関部は熱気が激しく作業着にマスクを着ている作業員にとっては体力勝負にもなりますが、
体力自慢のラスティックですのでこのような場所もお任せください。
こちらの箇所は精密機械が多い事もあり、「正確性」「集中力」が非常に高く求められます。
むせ返る熱気と闘いながら、作業を終わらせていき、かなり広いエリアではありましたが細かく丁寧に完遂いたしました。
お客様の安心・安全につながる事を意識しつつ、心を込めて作業を致します。

除染(消毒・除菌)作業を終えて…

朝から始めた作業ですが、終わってみると夜になっていました。
船首から撮影したものですが、遠くに見える光が徳山港になります。
かなり遠くの沖合である事が分かりますね。
今回、海上に浮かぶ船舶という事もあって、降りる事も逃げる事も出来ない状況の中で、クルーの皆さまは本当に怖かっただろうと思います。
キャプテンに作業終了を伝え、船内放送で作業が終了した旨を連絡していただいたところ、
全てのクルーから「センキュー!!アリガトウ!!!」と感謝のお言葉を頂きました。
この日の夜は手が空いていたクルーの方々と夕飯をいただき楽しい夜を共に出来ました。
言葉が通じないという壁があっても心は通じ一心となって作業が無事終わったという事を実感しました。

今、全世界を新型コロナウイルスが席巻しています。日本も例外ではありません。
しかし、今の日本では良くない風潮が拡がっています。それは「慣れ」です。
新型コロナウイルスにかかっても若者はそこまでひどくならないっていうし…、最近は感染者は減ってきているし…、という慣れが心に油断を産ませます。新型コロナウイルスは非常に怖いものです。自粛ばかりすれば良いという訳ではありませんが、細菌やウイルスからくる感染症などについては適切に怖がらなければなりません。
今一度、自身の生活習慣を見直したり、情報収集をしてみましょう!
そうすることで自身を守れ、家族や友達にもその輪を繋げていける事でしょう。

(株)ラスティック 施工担当 板田 慶紀

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