火事、火災の煤清掃(煤除去)はどこに頼めばいいのか
今回の現場は静岡県御殿場市のビルの1階でした。
お客様は仕事もできないので大変お困りの様子でした。
中に入ると間仕切りされた室内の天井部が、真っ黒く焦げていました。
現場は焦げ臭い独特な苦い臭気が充満していました。お客様からのご依頼は間仕切りされた部分の解体撤去と煤の清掃(煤除去)、消臭作業をお願いされました。
施工前の火事、火災現場状況
現場の火元は片付けられていましたが、天井、壁は煤(スス)で汚れて、真っ黒くなっていました。
天井、壁の解体作業
解体作業は、まず天井のプラスターボードを外して、次に壁のプラスターボードも外した後に、天井部分の軽量鉄骨、木の下地、壁の胴縁を気を付けながら、順番に解体していきます。
火災の産業廃棄物は特別管理廃棄物になるため処理場も限定されますので、種類ごとに分別作業をして処分致します。
解体後の煤除去作業
煤(すす)の粒子径は非常に細かくて15~400ナノメーターの細かさで、燃えた物質ごとに細かさは違いますが、不完全燃焼することでダイオキシンの成分も発生することもありますので、体への健康被害を防ぐためにも煤清掃(煤除去)はとても大切な作業になります。弊社ラスティックでは専用の煤薬剤を使用しまして、丁寧に煤除去作業を施工しています。
仕上げにコーティング処理を施工して煤を完全に封じ込めます
煤清掃(煤除去)した後に、下地と取り切れない煤を固める特殊専用プライマーを塗布して固めた後に、仕上げのコーティング剤処理をすることで、煤の臭気も封じ込めることができます。
OST法によるオゾン燻蒸
最後に人がいない状況になりましたら、タイガー消臭機を使用しオゾンショックトリートメント法によるオゾン燻蒸を施工する事で煤の臭気とダイオキシンの分解をすることができます。コーティング処理の状態で臭気は感じられませんでしたが、オゾンの高濃度の酸化力による臭気とダイオキシンの分解作業は健康被害を防ぐためには大変重要になります。オゾン燻蒸の後に換気致しましたら施工完了です。
火事でお困りのかたは、ラスティックまでお気軽に御連絡ください。
北海道から沖縄、関東・神奈川県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・関西・大阪市・兵庫県・岡山県・広島県・山口県・四国・九州・東北・と幅広く全国対応いたしますので株式会社ラスティックまでよろしくお願いいたします。
火災後のリフォームまでにやっておくべきこと
まずしなければいけないことは、火災後の現場を写真撮影する事です。次にすべきことはお住いの市区町村窓口や消防本部などに行き罹災証明書の発行・提出、家財の損害の書類提出をすることです。これらは火災ゴミの減免措置や損害保険を受ける際に必要となります。
書類が整いましたら、最初にお住まいの市町村にあるクリーンセンターに火災ゴミの分別方法の確認を致します。クリーンセンターの指示に従い、火災ゴミの分別・処分を致します。特別管理産業廃棄物に関しましては火災ゴミは受け付けないところが多いので、要確認となります。弊社でも火災ゴミの分別処分、罹災証明対応(付き添いサポート)も致しますのでお気軽にご連絡・ご相談くださいませ。
今回は沼津市のマンションで発生した火災現場の消臭作業をご紹介いたします。
火災ゴミを搬出しても、煤の苦い臭気が漂う
一般ゴミの搬出、解体作業、産廃ゴミの分別・処分も終わり、臭気も下がりましたがコンクリートの躯体まで煤が付着しており、煤やダイオキシンの臭気が玄関の外まで漂っておりました。こういった場合にはコンクリートに付着した煤を全て落とす必要があるので、デッキブラシ、サンダー、ほうき、掃除機などを駆使し煤の除去作業を致しました。
オゾン燻蒸による消臭
火災ゴミを全て撤去し、解体します。スケルトン(骨組みなどが見える状態)にした後、さらに煤の除去清掃しても煤の焼け焦げた臭いは残ってしまいます。この臭いの原因はダイオキシンなどの有害な化学物質や煤が壁・天井のコンクリートの隙間に入り込んでしまった事によるものです。こういった臭気は清掃作業だけでは中々落ちにくいものとなります。
粒の直径は、15〜400ナノメーター程度と非常に小さい為、人間の目には見えない隙間にも入り込みます。これが清掃作業を行っても臭いが中々取れない理由となります。 1ナノメ-タ-は1/100万 mmです。
消臭の為オゾン燻蒸を施工するときには、可能な限り密閉状態にします(密閉することにより消臭効果を上げることができます)。火災現場ではドアや窓が燃焼により破壊されている場合もあるので、養生をして密閉空間を作り上げます。そして火災ゴミの撤去・除去清掃終了後、タイマーを設定しオゾン燻蒸を必要日数施工致します。室内の広さにもよりますが消臭するには5日から10日程度、オゾン燻蒸が必要となります。
コーティング剤による消臭
今回使用したコーティング材料は、炭の活性炭を混ぜたコーティング剤を使用致しました。施工時の注意点はコンクリートの気泡や穴にコーティング剤をしっかり入れるように塗布することです。穴をコーティングして塞ぐことにより臭気の原因が無くなり、最後に床のコーティングを施工すれば、オゾン燻蒸による完全消臭が可能となります。
火災現場を臭気センサーで測定
弊社では、臭気センサーによる作業前と作業後の臭気の減少をデータで数値確認することができます。
火災でお困りの方は、お気軽にラスティックまでご相談、連絡してください。
倉敷市にて某大手ハウスメーカー様からのご依頼があり、火災現場の消臭作業
をさせていただきました。



火災現場では煤を落としていきますので必ず養生作業が必須となります。

2階では各所、煤除去作業が行われています。


大分、煤も落ち養生の上が真っ黒に!
その後にオゾンショックトリートメント法®で煤の臭いをしっかりと除去をしていきます。

後日、特殊コーティングにて臭いを徹底的に封じ込めていきます。
この様に火災現場は一見簡単そうに見えますが、かなり労力を様し、また難易度も相当高くなります。
消臭業者、特殊清掃業者においても火災現場での消臭作業の施工ができる会社は全国を探しても
おそらく10社も無いと思われます。
また、火災での熱により有害物質(ダイオキシン)の発生の考えられます。
ボヤ、小規模火災〜大規模火災までどの様なご案件でもお受けいたしますので
お気軽にご相談ください。
岡山県全域はもちろん対応可能となります。
火災においての煤(すす)除去、煤(すす)清掃の問題が工務店様、ハウスメーカー様、
ハウスクリーニング業者様、遺品整理、特殊清掃業者様、産業廃棄物、一般廃棄物業者様、
弁護士様、司法書士様、行政書士様、その他、様々な方からのご依頼を頂いています。
この火災においての煤(スス)の臭いは孤立死(孤独死)とは違い、非常に難易度が高く
なります。
また、煤(スス)は埃と同じでキメ細かくどこにでも入り込む微粒の分子です。
これを除去、清掃するには非常に困難されていらっしゃる業者様がいます。
「リフォームは高い。内装解体も高い。どうしよう!?」
というお客様も多くいらっしゃいますが、火災の多くは「保険適用」が可能となります。
特に、有害と判断された場合には高額保険の対応も可能となります。
火災復旧でお困りの際は、ぜひご相談ください。

ラスティックではOST法(オゾンショックトリートメント法)を活用致します。
O3(オゾン)はO2に変化致しますので、施工後は安心して快適な暮らしが戻ります。
法令遵守にてご対応致します。