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屋上の水漏れで室内が洪水に・・・
今回は神奈川県横浜市の大きな御宅のご依頼でした。現場に到着しますと室内に30㎝程度の水が溜まっていました。まずは、水中ポンプを使い水を排水溝に流すことにしました。排水がほぼ終わっても壁と、床下から水がいつまでも出てきました。この建物の原因は屋上の傾斜と防水が悪く、パラペット部分のコーキングも切れており、常に湿気ていたと想像して、お客様に確認すると湿度が高いから使用していなかったみたいでした。建物は鉄筋コンクリート造りで、かなりの水を含んでいることが想像できました、室内のクロスを剝がして、巾木も床も撤去しました。水の出の多い所はハンマードリルで穴を開けたら、水が生き良いよく出てきました。すぐの施工は無理だと判断し、1週間ゆっく乾かした後施工する事にしました。
まず大切なのは下地処理
最初にコーキングを撤去して乾かしていた、パラペットのコーキング部にプライマーを塗布して、コーキングを打ち直しました。夏場の為2液型の変成シリコンの乾きがよく、翌日にパラペットの補強にカチオンセメントにて補修致しました。
工法はウレタン防水通気緩衝工法にしました。
この躯体は湿気があり普通の工法では風船のように膨らんでしまいますので、通気緩衝シートと脱気筒を使い水分を通気緩衝シートの空気の道を使い逃がす工法に致しました。最初にプライマーをぬり通気緩衝シートを張る前に接着剤を塗り付けて、シートにブチルの接着力があるので、貼り付けた後には転圧して、密着させます。つなぎ目は15㎝位被せて専用テープで補強します、
脱気筒・平場用脱気盤の設置
脱気筒、平場用脱気盤は通気緩衝シートの水分や湿気を温度上昇により、上に出すように設計されています。上からの水は入らないように被せたステンレス傘部分が長く、防水材を塗布することで水が入ることを防いでいます。脱気筒・脱気盤の配置は高い所・歩行に支障のない位置に設置することが望ましいため、お客様にも説明して設置場所は決定いたしました。
緩衝シートが全面張り終わりましたら、脱気筒、平場用脱気盤の取り付け後防水します。次に立ち上がり部のウレタン防水材を施工します。立ち上がり用防水材にはダレ止めが入っていて垂直面でも垂れない材料の為厚く塗りつけて施工します。
平場の打ち込み完了
通気緩衝シートは一度塗では仕上がらないのでウレタン防水材を2回鏝で打ち込みます。写真は2回打ち込み完了しています。最後にウレタントップコートを2回塗りましたら防水は完了です。
トップコートも2回塗りまして屋上の防水は終わりました。
下の部屋の清掃とリフォームはさらに2週間おいた後工事に入り、カビ取り、清掃後に大工さんとに内装屋さんに綺麗にしていただき納品完了致しました。
水害復旧のご相談はお気軽にラスティックまでご相談ください。
関東・神奈川県・静岡県・(御殿場市・沼津市・三島市・島田市・富士市・浜松市・愛知県・関西・岡山県・山口県・広島県・その他全国対致しますので宜しくお願い致します。
担当者 渡邊見一
元「塗装」「防水」職人だからできる技があります。
家が床上浸水してしまったけど、片付け・掃除ってどうやったら良い?
床下浸水だったら、放っておいても大丈夫?
業者に頼んだらどんな事をしてくれる?
業者に連絡したけど、依頼殺到で来てくれるのが、かなり先と言われた。
家屋の浸水害の片付け・掃除はどうやってしたら良いか悩まれている方が多いです。
みんながやっているように、泥水や泥(汚泥)をホウキで掃いたり、
水を流して泥を流したりと、様々な方法でご自身で復旧作業をされていると思いますが、
とても重労働で、泥を完璧に除去するのはとても難しいです。
しかし、業者様(リフォーム店や工務店など)は、予約殺到で対応できるのが
いつになるかわからないといった状態になってしまいます。
こんな時に知っておいてほしいのが「特殊清掃」という業種です。
特殊清掃と聞くと、孤独死などの人の亡くなった現場を清掃している業者と思われがちですが、
水害復旧や火災現場消臭など、様々な災害復旧にも対応しております。
特殊清掃業者が行う水害復旧作業についてご説明致します。
<雑菌増殖>によって起こる悪臭はどうすればよいか?
近年の温暖化による異常気象により、水害が増加しています。静岡県熱海市や熊本県全域で起きた水害による被害は記憶に新しい限りです。河川氾濫による汚水・汚泥の滞留、生活排水などが流れ込むことにより、建物の壁・床などの基礎部分などに染み込みことで、雑菌・カビ菌の温床となります。繁殖した菌は悪臭を放つようになり臭い問題の要因となっています。
汚水・汚泥が滞留してる箇所は特に臭いが酷く、その周辺もに悪臭が漂います。
長期間放置した為に<雑菌>が増殖します
今回沼津市の床下浸水では、河川からあふれた水が流れ込み、家屋へ浸水していました。お客様も避難していたため発見が遅れてしまった事により、施工開始が浸水から2週間後となりました。この間「カビ」が天井部に繁殖していたことは言うまでもありません。
また、滞留している汚水にも雑菌が繁殖していますので、周辺の臭気は大変強い状態でした。
今回はまず、スタッフの健康被害も考えまして、換気口よりオキシライトプロによる消毒を先に実施致しました。
※オキシライトプロはラスティックで使用・販売を行っている薬剤です。
<雑菌>の除去はどうすればいいのか?
今回木部のカビの種類はアオカビと白カビでしたので、木部全体にカビスケ(カビ取り剤)を刷毛塗にて塗布して除菌致しました。
カビの除菌は一度塗布しただけでは除菌できないこともあります、
乾いた後に塩素をふき取り、まだ残っているところはもう一度カビスケを塗布し、一部黒カビがありましたのでノーベルAB(カビ取り剤)により除菌処理致しました。
薬剤はその場の痛み具合により決めていきます。
木部以外の雑菌の除去処理
コンクリート基礎、電気配管、水道管、排水管、ステンレス、ユニットバス裏側、キッチンの下の配管などは汚泥を除去清掃後、オキシライトプロにて拭き上げ清掃を行います。
ユニニットバスやキッチンは特に配管などがあり、強い薬剤で清掃すると、配管破損の危険もありますので、特に作業の際には注意が必要です。
丁寧な作業により、きれいに原状回復致しました。
災害復旧は多くの実績・経験が必要となります。
天井部分、束柱根太、土台木部のカビは殺菌され綺麗になりました。
基礎部分のコンクリートや電気配管、ステンレス、水道管などもオキシライトプロによる拭き上げ清掃により綺麗になり、もう一度全体的にオキシライトプロを噴霧いたしました。
残った臭気はどうすれば消えるのか?
除菌清掃が完了した後、臭気はかなり下がりましたが臭気(残臭)がまだ残っていますので、OST法(オゾンショックトリートメント法)による除菌、脱臭作業を行いました。
残っていた臭気もこれで完全に無くなりました。
なぜ除菌・脱臭することができるのか?
オゾンガス(O3)はほかの物質と結合することで安定するため、臭いの原因となる他の物質と酸化結合することで安定し、臭いの物質が酸化することにより変化し臭気が無くなります。
細菌やカビ、ウイルスの胞子にしても、酸化作用により細胞が破壊されて「死滅」します。
オゾン発生機タイガーによる除菌・脱臭作業
最後にタイガー(オゾン発生機)による大量の高濃度オゾンを床下に送り込み、除菌、脱臭作業を施工致しました。
床下の臭気も消えて、お客様にも安心して頂くことが出来ました。
東京・神奈川・静岡・沼津市・清水市・岡山・広島で水害にお困りの方は、なんでもお気軽に御相談ください。
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もしも、風や洪水による建物やカーポートなど被害をうけましたら、何をすればよいか?
最初に安全が第一ですので、台風が過ぎて安全が確保できましたら、被害の状況の写真を撮ることをお勧めします。
罹災証明書の届出
災害が発生しましたら、市長村村町の役所に行きますと、被災者様から申請があれば、罹災証明書を発行してくれますので、申請手続きをしましょう。
手続きに必要なもの(申請書・本人確認書類・破損した家屋の写真)
対象:住宅・営業店舗・空き家・工作物(塀・カーポート)など
※主な利用としては保険会社の損害保険、勤務先の助成金の請求など
水害復旧させるためには、床下浸水はどうすればいいのか?
まず最初に行うのは排水作業です
床下は住宅の基礎部分だけではなく、断熱材・電気配管があり長期間放っておくと火災やカビの発生、川から流れ出た汚水が混ざっていますと、不衛生でもあり感染症になる危険もありますので、できるだけ早くしっかりと水を吐き出すことが必要です。
コンクリート基礎の床は泥水が溜まっています
弊社では、ポンプで排水しまして泥は点検口・和室の床板を外して取り除いていきます。
内部には水の流れや基礎の部屋の構造によっては、水を排水した後に汚泥が溜まります。重たい汚泥の搬出作業は高さが低いため重労働の為、そりを使い搬出しますが多くの作業員と時間がかかります。
今回は搬出作業まで紹介しましたが、次回はカビ取り・消毒作業を紹介いたします。
水害復旧に関するお問い合わせはお気軽にお問い合わせください。
施工者 小山奈津美